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大会・イベント情報

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WPA Championships ロンドン大会 T13男子5000mレビュー

7月16日、T13・T12という障がいに配慮して、ロンドン現地時間12時10分という明るい時間帯に
T13男子5000mが実施された。お昼だが気温は18度と涼しい。
T13クラスのレースだが、障がいの程度がT13より重いT12の選手が参加できるため、T12・T13のコンバインド種目として実施。
エントリー8名のうち2016リオパラリンピックのチャンピオンのケニアのキルワが欠場し7名が出場。
うちT12クラスが3名、T13クラスが4名となり、T12クラスは全員が単独走の選手のため、伴走者と共に走る選手がいないレースとなった。
 
レースはT12クラスの世界記録の13分53秒76という飛びぬけた記録を持つモロッコのエルアミン、2016
リオパラリンピックのチャンピオン、ケニアのコスケイ、14分33秒33のT13クラスの世界記録保持者、
チュニジアのアロウイらが中心となる。
 
号砲一発、直後からエルアミンが先頭に立ち、最初の400mの通過はなんと64秒3で通過。縦長の隊列を率いて軽快に飛ばしていく。
1000mの通過が2分43秒だが、後続も2分46秒とそれ程差が広がることなく続いていく。
2位集団はコスケイ、アロウイにT13でエルアミンと同郷のモロッコのベニブラヒムの3名が集団で追いかけていく。
レースは淡々と進み、エルアミンの2000mの通過は5分35秒、3000mが8分31秒と早いペースで進み、後続の3名も3秒差のまま続く。

エルアミンに異変が見られたのは残り4周となった3400m過ぎ。表情がゆがみ出し、動きに硬さが見られるようになってきた。
4000mを11分29秒で通過するも、明らかに後続との差が詰まってくる。
4200m手前で2位集団をベニブラヒムが引っ張り始めると一気に差が詰まり、4200m過ぎには後続の3名
の集団が一気にエルアミンを抜きさっていく。そうなるとエルアミンは戦意喪失。走るのを止めてしまい、途中棄権(DNF)。
写真:レースを止めたエルアミン
レースは残り2周となり一気に佳境へ。3名のデッドヒートが展開される。
まずコスケイが離脱し、ベニブラヒムとアロウイの一騎打ちの様相へ。勝負は残り1周となる4600mを13分17秒で2名が通過し、ラスト1周へ。
ここで3位にカナダのアレットが浮上。なおも鮮烈なスパートで先頭を追いかける。
ラスト100mをベニフラヒムとアロウイが肩を並べて同時に通過し、スパートの掛け合いに。
気力を振り絞り、お互い一歩も引かないスパート合戦となるも、勝負はラスト20mで決着。ベニフラヒムがアロウイを制してトップでフィニッシュ。
アロウイが秒差で続く。記録は優勝が14分20秒69、2位が14分21秒69。
3位にはアレットがなだれ込み、アレットのラスト1周のラップは61秒と見事な追い込みであった。
3人がそれまでの世界記録を上回るT13クラス史上最高のレースが繰り広げられた。
写真:フィニッシュ前のラストスパート
大会結果
順位、氏名、国名、クラス、記録の順番。
1位 ベニブラヒム モロッコ T13 14分20秒69 世界新
2位 アロウイ チュニジア T13 14分21秒69
3位 アレット カナダ T13 14分23秒24
4位 コスケイ ケニア T12 14分24秒48
5位 ウィテツキー ポーランド T13 15分00秒10
6位 ベレジアク ウクライナ T13 15分16秒78
DNF エルアミン モロッコ T12

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