9月6日(土)・7日(日)の二日間、滋賀県野洲市にて2025年度伴走者養成研修・視覚障がい者マラソン研修会を開催しました。
この研修会は、ブラインドランナーーと伴走者が1泊2日を共に過ごし、伴走だけでなく食事や宿泊を通して互いの理解をより高めることができる研修会です。
今回の実技会場となった希望ヶ丘文化公園は、全国視覚障がい者駅伝大会の第1回から第10回大会までが開催された歴史的な場所です。
当時、大会を主催いただいた滋賀県の老舗ブラインドマラソンサークル「びわこタイマーズ」からも多くの皆さんにご参加いただきました。
1日目は、宿泊先である近江希望ヶ丘ユースホステルの研修室をお借りして、伴走理論とオリパラ経験者による講義を行いました。
理論の後、介助の実技を兼ねて希望ヶ丘文化公園に移動し、広大な公園内で伴走の基礎練習を行いました。
残暑厳しい環境でしたが、給水をしっかり摂りながら、熱心に練習に取り組んでいらっしゃいました。
夜の研修では、リオデジャネイロパラリンピック5位入賞の近藤寛子さん、東京(金)とパリ(銅)でメダリスト道下さんの伴走を務めた志田淳さん、そして、アテネオリンピック金メダリストの野口みずきさんより、オリパラの貴重な体験談をお話しいただき、皆さん話に引き込まれていました。
その後、参加者同士の情報交換会を行い、全国から参加した皆さんが交流を深めました。
翌朝は、朝練習に始まり、安田JBMA強化委員長、志田さん、野口さんによる「トレーニング理論」の後、希望ヶ丘文化公園内にある陸上競技場に移動して、300mのインターバル走を行いました。
トラックで伴走体験をする貴重な機会に興味津々の伴走者、トラックでのインターバル走に熱のこもるブラインドランナー、それぞれが残暑を吹き飛ばす熱心な取り組みをしました。
ご協力いただいた講師・スタッフの皆様、様々な場面でご協力いただいた参加者の皆様、利用にあたりいろいろとご協力いただいたユースホステルの皆様他、多くの関係者のおかげで、無事に合宿研修が終了しました。
心より感謝申し上げます。
野口みずきさんの伴走で走るブラインドランナー
広大な公園道路を走る参加者
給水スタッフは重要です
食事での支援も体験しました
トラックでのインターバル
スタートは慎重に
近藤寛子さん講義
志田淳さん講義
野口みずきさん講義
安田強化委員長、野口みずきさん、志田淳さんよるトレーニング理論
皆さん、お疲れさまでした!
※この事業は、日本財団パラスポーツサポートセンターの助成を受けて開催しました。