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第70回記念別府大分毎日マラソン:レース展望

 大分の地に2年ぶりに号砲が鳴り響く。新型コロナウイルスの影響により1年の延期を経て開催される、第70回記念別府大分毎日マラソン大会(別大マラソン)兼第22回日本視覚障がい男子マラソン選手権大会。感染拡大の煽りを受け、大会規模が一部縮小されたが、予定通り開催される視覚障がいの部には、男子7名、女子6名が出場する。

 視覚障がい男子にとっては日本選手権と位置づけられる本大会では、史上最高レベルの頂上決戦が予想される。東京パラリンピックのマラソンで銅メダルを獲得した堀越信司選手(T12、NTT西日本)、同じくパラリンピック日本代表としてマラソンを走り、過去には別大マラソン連覇の経験もある熊谷豊選手(T12、三井住友海上)、昨年12月の防府読売マラソンで自己ベストでの優勝を飾った高井俊治選手(T13、D2C)での三つ巴での優勝争いとなるか。

 しかし、上記3選手を追う選手も実力者揃いだ。スタートリストには、東京パラリンピック1500m、5000mで2つずつメダルを獲得したスピードを持つ和田伸也選手(T11、長瀬産業)、唐澤剣也選手(T11、群馬社福事業団)、東京大会ではトライアスロンに出場し銅メダルを獲得した米岡聡(T11、三井住友海上)の3名のパラリンピックメダリストに加え、2年前の本大会でT12クラス日本歴代4位の好記録を出している山下慎治選手(T12、コロプラ)が名を連ねており、勝負にも記録にも期待がかかる。

 前日の記者会見に参加した堀越選手は、次のパリパラリンピックでの金メダル獲得を長期的な目標に掲げる中、「とにかく今回は世界を意識したペースで走っていくということを一つ大きなテーマ及び課題としている。3分20秒/km、16分40秒/5km前後のペースでいけるところまで行って、しっかり耐えて帰ってくるということができればいい。」と世界を意識した走りへの意欲を示した。

写真:大会に向けた意気込みを表す堀越選手と道下選手

 一方の女子の部も、記録更新や若手の台頭に注目だ。東京パラリンピックのマラソンで金メダルを獲得し、名実共に世界のトップに立つ道下美里選手(T12、三井住友海上)は前日記者会見の場で、「この別大マラソンまでが私の東京大会の続きかなと思っている。自身の記録を更新できるようにしっかりと最後まで粘りきって走ってゴールを目指したい。」と自らの走りで、競技を支える人への感謝を示すことへの強い思いを語った。今回は一般選手の出場が制限されたこともあり、道下選手と近いタイムで走れる選手が少なく、単独走となることも予想されているが、「自分のペースで走れるのは利点」と前向きに捉え、4度目のフィニッシュテープを目指す。

 道下選手を追うのは3時間10分台の記録を持つ、井内菜津美選手(T11、みずほFG)、近藤寛子選手(T11、滋賀銀行)、西村千春選手(T12、岸和田健康クラブ)、金野由美子選手(T11、JBMA)の4名だ。近い記録を持つ4選手でペースを作り、良いリズムで前を追ってもらいたい。T11クラスでは、東京パラリンピックで海外選手に塗り替えられた世界記録を再度日本勢で更新なるかにも注目だ。

 さらに、昨年12月の防府読売マラソンで3時間30分を切る自己ベストを出し今大会の切符を掴み取った、若手成長株筆頭の和木茉奈海選手(T12、JBMA)も出場が予定されており、さらなる記録更新となるか、こちらも見どころの一つとなってくる。

 本大会は別府湾沿いを走るコースだが、明日は北北東の風6mの強風が予報されており、スタートから10kmと、35km以降のラスト7kmで向かい風が想定される。冷たい海風に耐え、大分市営陸上競技場に一番に帰ってくるのは誰か。レースは2月6日12時スタートだ。

文責、写真:太田萌枝

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