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JBMAニュース

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第30回東京学芸大学競技会PART2(広報インターン記事)

今月10日、11月にしては強い日差しが照りつけるなか、東京学芸大学で記録会が行われた。今回の記録会はIPC(国際パラリンピック委員会)の公認記録となる大会。
出場選手にとっては、タイムが世界ランクにも反映される重要な記録会ということもあり、レース前に入念なアップをする姿が印象的だった。

T13種目に出場した松本光代もその1人だ。「この記録会に照準を合わせ、疲労が残らないよう普段より走る量を減らして調整してきた。」と今回の記録会に懸ける意気込みを話していた松本。
競技を始めたのは3~4年前。中高生の時は短距離が専門、長距離はむしろ嫌いな方で、「長距離選手になるとは夢にも思っていなかった。多分、人生で一番走ってる。」と意外な一面も見せた。

自己ベストタイムの5分16秒の更新を目標に挑んだ今大会。
序盤は快調なペースで走りだしたが、中盤にかけて前を追っていた選手の失速につられてペースダウン。
ラスト400mあたりからは懸命な腕振りと大きなストライドを生かした力強い走りで再びペースを持ち直し、タイムは5分20秒を記録。
自己ベスト更新まであともう一歩のところで惜しくも目標達成とはならなかったが、最後まで決して諦めない、粘り強い走りを見せた。
試合後、松本は「ちょっとモヤモヤした気持ち。次は途中でスピードを落とさないようにしたい。」と悔しさをにじませつつも、次回への展望も語った。
夏のトレーニング成果が発揮され、最もタイムが出やすいとされるこの季節。12月の半ばに次のレースが控えている。
本人も語っていた「最後までペースが落ちない走り」を残り時間でいかに完成させるかが鍵となりそうだ。

画像1:ラスト150m付近でラストスパートをかける松本

PART3 男子編につづく

記事・写真 上智大学 太田原 みか

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