大会概要
主催:公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団、東京臨海副都心グループ
日時:6月29日(金曜)
会場:ゆりかもめ「台場駅」前特設会場
スタート:19時30分よりウェーブスタート
種目:3.5k視覚障がい男子、3.5k視覚障がい女子、7k視覚障がい男子、7k視覚障がい女子
表象:各部門1位から3位にメダル・賞状を贈呈
参加賞:大会オリジナルランマーカー
申込締切:5月18日(金曜)
詳細は大会HPをご覧ください。こちら。
大会概要
主催:公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団、東京臨海副都心グループ
日時:6月29日(金曜)
会場:ゆりかもめ「台場駅」前特設会場
スタート:19時30分よりウェーブスタート
種目:3.5k視覚障がい男子、3.5k視覚障がい女子、7k視覚障がい男子、7k視覚障がい女子
表象:各部門1位から3位にメダル・賞状を贈呈
参加賞:大会オリジナルランマーカー
申込締切:5月18日(金曜)
詳細は大会HPをご覧ください。こちら。
パラ・マラソン 高井俊治が優勝
マラソンワールドカップT13クラスで優勝した高井俊治選手がNHK徳島放送にて紹介されました。
動画で放送された様子をご覧いただくことができます。こちら。
ロンドンから喜びの声を語っています。
高井 俊治 男子T13クラス 第1位 2:38:23
朝から雲1つない晴天となり厳しいコンディションになることが予測される中スタートしました。初のコースと気温も高くなることを予測しながら前半は余裕を持って走ることを考えていました。しかし、設定ラップより数秒ずつ速くなり、30k前後から辛抱のレースとなりました。後半は路面の凸凹も多く見られ足が思ったように動かなくなりましたが、T13クラスの優勝と日本人トップでフィニッシュすることができました。沿道から沢山の声援を送って頂いた方々、また日本から応援して下さった方々本当にありがとうございました。今後とも精進していきますのでご声援宜しくお願いします。
熊谷 豊 男子T11/T12クラス 第3位 2:39:10
T11/T12クラス3位、日本人2位でした。
勝負のレースだったので、20㎞まではキロ3分30秒を切るペースで先頭に着いて走りました。
後半は失速してしまいましたが、最後まで諦めず走ったことでT11/T12クラスで3位になることが出来ました。
ご声援ありがとうございました。
写真:左から村上ガイド、和田選手、中田ガイド
和田 伸也 男子T11/T12クラス 第5位 2:42:18
今回のワールドカップは、風を除けば比較的よい条件でしたが、そのような中で、後半、ほとんどペースアップすることができず、記録も出せずに3位までに入れなかったことが大変悔しいです。
ただ、沿道からのたくさんのご声援のおかげもあって、最後まで気持ちを切らさずに完走して、5位に入賞することができてよかったと想います。
写真:左から浦川ガイド、山下選手、坂梨ガイド
山下 慎治 男子T11/T12クラス 第9位 2:53:13
いつも応援ありがとうございます。
初めての海外レース、いろいろと不安なこともありましたが、今できる走りはできたと思います。レース展開も事前に伴走者と練った戦術通りの走りができました。
しかし、目指すべきタイムはまだまだ努力していかないと届かないので、満足せず日々精進していきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願い致します。
写真:左から柳澤ガイド、米岡選手、甲斐ガイド
米岡 聡 男子T11/T12クラス 第11位 2:54:40
ロンドンマラソン、目標タイム、入賞には届きませんでしたが、最後まで伴走者と力を合わせ、試合を投げ出さずに走りきることができました。
厳しいレースでしたが、今回の経験を糧にさらにステップアップするために、今後も精進していきます。
写真:左から母原ガイド、谷口選手、松垣ガイド
谷口 真大 男子T11/T12クラス 第12位 2:54:58
かなり暑い中でのレースとなりましたが、2020東京に向けて、夏マラソンに近い環境でのレースを経験できたことはひじょうに大きな収穫でした。
同時にその中でいかに勝負するか、そして自分の実力を出し切るか、まだまだ課題が多く残ったロンドンマラソンとなりました。
それを自分なりの形で達成して変われるように、明日からまたその課題と向き合って練習して行きたいと思います。
最後にいつも応援いただいている皆さんへ、心からありがとうございました。
写真:左から志田ガイド、道下選手、青山ガイド
道下 美里 女子T11/T12クラス 第1位 3:04:00
いつも応援ありがとうございます。
四度目のロンドンマラソンで、3時間切りを目標にスタートしましたが、想像以上の暑さで、後半ペースを維持出来ませんでした。
しかし、内容的には自分が主導権を握るレースが出来たので、自信がつきました。
伴走の青山さん志田さんをはじめ、いつも一緒に練習をしてくれる仲間たち、サポートしてくださるJBMAのスタッフのみなさん、会社のみなさん、応援してくださるみなさん、本当にありがとうございました。
写真:左から浮津ガイド、青木選手、山口ガイド
青木 洋子 女子T11/T12クラス 第4位 3:20:03
初めての国際レースに参加できたこと、本当に貴重な経験をさせてもらいました。世界の壁は高いですが、これから積み重ねて、乗り越えたいと思いました。
伴走してくれた2人に改めて感謝です。そして、日々の練習をしてくださる方々、サポートしてくれるみなさま、応援してくれるみなさまにありがとうを笑顔で伝えたいです。
ありがとうございました。
写真:左から上島ガイド、藤井選手、中島ガイド
藤井 由美子 女子T11/T12クラス 第5位 3:34:01
5回目のロンドンマラソンでした。経験してるコースとはいえ今回は自分の調整不足か足がついていかず、気持ちを切らさず完走するのがやっとの状態になってしまいました。今後に向けてのよい経験となりました。
写真:左から松浦ガイド、金野選手、柿沼ガイド
金野 由美子 女子T11/T12クラス DNF
二回目のロンドンで防府に続き自己ベスト更新を狙っていたのですが、2月末の故障が治りきらず、痛みを抱えての出走となり、22マイルでリタイアとなりました。とても悔しい結
果ですが、また次に向けて頑張りたいと思います。
マラソンワールドカップのレース終了後に行われた表彰式の様子です。
画像1:T13男子 左から3位のPatryk(ポーランド)、優勝した高井選手、2位のTim(ニュージーランド)
画像2:T11-12男子 左から3位の熊谷選手、優勝したAlberto(スペイン)、2位のEl Amin(モロッコ)
画像3:T11-12女子 優勝した道下選手とガイドランナー。左から青山ガイド、道下選手、志田ガイド
画像4:エリート男子の表彰式も行われました。左から3位のFarah(イギリス)、2位のKITATA(エチオピア)、優勝したKIPCHOGE(ケニア)
暑いコンディションの中、KIPCHOGEの優勝タイムは2時間4分17秒という、とんでもない記録でした。
画像5:日本のメダリスト3選手と伴走者。
各クラスリザルト。順位、記録、ビブNo、氏名、国、クラスの順。
要伴走者は2列目に伴走者氏名。
T11/12Men
Position Time Bib Name Country Class
1 2:28:49 293 Alberto Suarez Laso ESP T12
2 2:29:05 292 El Amin Chentouf MAR T12
3 2:39:10 296 Yutaka Kumagai JPN T12
4 2:40:23 308 Nacereddine Kerfas ALG T12
5 2:42:18 291 Shinya Wada JPN T11
TakashiNakata/YasunoriMurakami
6 2:44:02 297 Gabriel Macchi POR T12
MartimNunes/JorgeRodrigues
7 2:48:57 303 Christopher Goodwin GBR T11
LewisSida/JamesTurner
8 2:51:54 302 Jorge Pina POR T12
HelioFumo/RicardoAbreu
9 2:53:13 306 Shinji Yamashita JPN T12
FuminoriSakanashi/KazuyukiUrakawa
10 2:54:23 294 Gustavo Nieves ESP T12
11 2:54:40 305 Satoru Yoneoka JPN T11
TakeomiYanagisaw/HirokiKai
12 2:54:58 298 Masahiro Taniguchi JPN T11
ShogoMatsugaki/ToshiyukiMohara
13 2:59:13 304 Nicolas Bompard FRA T12
14 3:00:15 309 Yap Tien-Fung GER T12
MaxKirschbaum
15 3:02:50 300 Sandi Novak SLO T11
RomanKejzar/DomenHafner
16 3:03:04 310 Steffen Klitschka GER T12
HolgerStoe
17 3:05:59301 Joaquim Machado POR T11
LuisGinja/PauloRamos
18 3:07:18 313 Matthew Rodjom USA T13
19 3:07:57 311 Johannes-Reinhard Hupe GER T11
MarioLeimbach/MartinSander
DSQ 307 Declan Ryan IRL T12
KevinColeman
DNS 299 Nuno Alves POR T11
JoaoCampos/JoseFerreira
T11/12
Women
1 3:04:00 331 Misato Michishita JPN T12
JunShida/YukaAoyama
2 3:10:14 333 Edenusade Jesus Santos Dorta BRA T12
LuizAgripinodaSilva
3 3:13:20 332 Maria ParedesRodriguez ESP T12
LorenzoSanchezMartinRODRIGUEZ
4 3:20:03 335 Yoko Aoki JPN T12
YasuhiroUkitsu/HarukaYamaguchi
5 3:34:01 336 Yumiko Fuji JPN T12
GakuUeshima/TakaakiNakajima
DNF 337 Yumiko Konno JPN T11
YukioMatsuura/HisayoKakinuma
DNF 334 Ausra Garunksnyte LTU T12
T13
Men
1 2:38:23 352 Toshiharu Takai JPN T13
2 2:45:34 354 Tim Prendergast NZL T13
3 2:53:15 351 Patryk Lukaszewski POL T13
4 3:06:20 355 Harald JosefLange GER T13
DNS 353 Lukasz Wietecki POL T13
写真:18ロンドンマラソンJBMA選手団
ご声援ありがとうございました!
いよいよ、4月22日(日曜)にWorld Para Athletics Marathon World Cup が開催されます。
日本からは視覚障がいT11-12クラスに男子5名、女子4名、T13男子1名の10名と共に16名の伴走者が参加します。
選手団は4月19日にロンドン入りし順調に調整を重ねてきました。
スタートは現地時間22日午前9時(日本時間22日午後5時)となります。
London Marathonホームページ、およびiPhonの方はアプリをインストールしレース状況を確認することができます。
大会HP速報ページ こちら。
アプリ Apple StoreからLondon Marathonを検索してアプリをインストールしてください。
日本からのご声援、よろしくお願い致します!
4月22日に開催されるマラソンワールドカップの最終エントリーリスト
日本から参加予定だったT12男子の堀越信司選手は右ひざの故障により欠場となります。
日本選手は10名が世界との戦い、自己記録の更新を目指してロンドンを駆け抜けます!
ご声援、よろしくお願い致します。
各クラススタートリスト。ビブNo、氏名、国、クラス、自己記録、年齢の順。
要伴走者は2列目に伴走者氏名
T11/12Men
Bib Name Country Class PB Age
291 Shinya Wada JPN T11 2:32:11 40
TakashiNakata/YasunoriMurakami
292 El Amin Chentouf MAR T12 2:21:33 36
293 Alberto Suarez Laso ESP T12 2:21:47 40
294 Gustavo Nieves ESP T12 2:26:47 36
296 Yutaka Kumagai JPN T12 2:31:25 31
297 Gabriel Macchi POR T12 2:37:23 42
MartimNunes/JorgeRodrigues
298 Masahiro Taniguchi JPN T11 2:39:04 27
ShogoMatsugaki/ToshiyukiMohara
299 Nuno Alves POR T11 2:39:52 42
JoaoCampos/JoseFerreira
300 Sandi Novak SLO T11 2:40:02 44
RomanKejzar/DomenHafner
301 Joaquim Machado POR T11 2:41:53 47
LuisGinja/PauloRamos
302 Jorge Pina POR T12 2:42:19 42
HelioFumo/RicardoAbreu
303 Christopher Goodwin GBR T11 2:43:30 47
LewisSida/JamesTurner
304 Nicolas Bompard FRA T12 2:44:16 36
305 Satoru Yoneoka JPN T11 2:47:00 32
HirokiKai/TakeomiYanagisaw
306 Shinji Yamashita JPN T12 2:47:00 38
KazuyukiUrakawa/FuminoriSakanashi
307 Declan Ryan IRL T12 2:49:27 38
KevinColeman
308 Nacereddine Kerfas ALG T12 2:53:54 40
309 Yap Tien-Fung GER T12 2:56:20 27
MaxKirschbaum
310 Steffen Klitschka GER T12 3:00:16 52
HolgerStoe
311 Johannes-Reinhard Hupe GER T11 3:00:56 56
MarioLeimbach/MartinSander
T11/12
Women
331 Misato Michishita JPN T12 2:56:14 41
YukaAoyama/JunShida
332 Maria ParedesRodriguez ESP T12 2:59:22 55
LorenzoSanchezMartinRODRIGUEZ
333 Edenusade Jesus Santos Dorta BRA T12 3:03:07 39
LuizAgripinodaSilva
334 Ausra Garunksnyte LTU T12 3:10:21 26
335 Yoko Aoki JPN T12 3:15:42 41
YasuhiroUkitsu/HarukaYamaguchi
336 Yumiko Fuji JPN T12 3:16:51 53
TakaakiNakajima/GakuUeshima
337 Yumiko Konno JPN T11 3:18:23 56
YukioMatsuura/HisayoKakinuma
T13
Men
351 Patryk Lukaszewski POL T13 2:32:20 28 29/07/89 LUKASZEWSKI
352 Toshiharu Takai JPN T13 2:34:01 31 27/10/86 TAKAI
353 Lukasz Wietecki POL T13 2:37:55 33 29/07/84 WIETECKI
354 Tim Prendergast NZL T13 2:41:38 39 01/03/79 PRENDERGAST
355 Harald JosefLange GER T13 2:58:40 38 05/04/80 LANGE
356 Matthew Rodjom USA T13 2:59:10 38 24/12/79 RODJOM
写真:ロンドンの名所 ロンドンブリッジ(コース20k地点)
写真1:10マイルスタート直前の緊張感溢れる様子
『OneSky.~おなじ光、風、思い。~』同じ舞台に立つことを通して、ひとつになっていく参加者全員の気持ちを表現しているこの言葉。
このコンセプトをもとに4月15日(日)、茨城県土浦市にある川口運動公園でかすみがうらマラソン兼国際盲人マラソン2018が開催された。
大会全体で2万4000人を超えるエントリーを受け、人気を集めている大会である。種目は5キロ、10マイル、フルマラソンの3部門に分かれている。かすみがうらマラソンと同時開催の国際盲人マラソンは2010年に世界で初めて国際パラリンピック委員会(IPC)公認コースとなり、世界大会などへの出場条件となるタイムが公式に認められる。「IPC登録大会なので、少しでもランキングを上げたい」とフルマラソン男子B-2に出場した羽立祐人選手(北海道札幌視覚支援学校教諭)が話すように、世界を目指す選手たちにとっては重要な位置付けになっているのだ。
大会前日には運営関係者や出場選手、その他ゲストの方を交えた前夜祭が行われ、市全体としての盛り上がりを感じることができた。
マラソンなど、様々な人たちの協力を得て行われる大会は、競技だけでなく”地域や人”の暖かさを感じ取ることができ、その側面も魅力の一つである。
荒れた天候が心配されていた大会当日の朝。天気予報は嘘をつかず、傘をさして歩くのがやっとという状況の中でかすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンは幕を開けた。しかし、参加者全員の思いが通じたのか、10マイルスタート時の午前9時20分には雨・風ともに穏やかになり「かすみがうらは毎年悪天候だから大変」という多くの選手の懸念を吹き飛ばした。
目的、目標、感情、選手一人一人が考えていることが異なる中、「同じゴールに向かう」という想いが会場を一つにしていた。
写真2:10マイル女子B-2で1位を獲得した青木選手と伴走者山口さんがゴール後に抱き合う姿
10マイル女子B-2で大会新記録を更新し、1時間11分24秒で見事1位に輝いた青木洋子(NTTクラルティ)さんは「笑顔でゴールしたい」と大会前日に語ったように、ゴールした瞬間あふれんばかりの笑顔を見せてくれた。また、伴走者の山口遥さんと喜びを分かち合う姿が印象的で、見ているこちらが自然と笑顔になれるひとときだった。
写真3:5キロ女子B-3で1位だった松本光代選手のゴールの瞬間
フルマラソンの部、5キロの部も順々にスタートし、さらに会場は熱気で満ち溢れてきた。5キロ女子B-3で1位だった松本光代選手(JBMA)は記録20分05秒と自己ベストを更新し、大会新記録を叩き出した。1キロを4分ペースで走るなどの練習でスピードを強化して臨んだ今大会で力強い走りを見せた松本選手。「やはり目指しているところは東京2020。トラックシーズンに入るので1500で5分切りを目指したい」とさらなる目標を語ってくれた。また、自身の競技における目標だけでなく、東京2020に向け、「ブラインドマラソンは伴走者がいるからこそ、ゴールに向かうことができる。もっと気軽にたくさんの人に伴走をしてもらい、パラスポーツを身近に感じてほしい」と笑顔で話した。陸上競技は個人種目がほとんどの世界だが、ブラインドマラソンは選手と伴走者が「絆」というロープで物理的にも精神的にも繋がれる。「絆」でぎゅっと繋がれた手元を見れば、どんな競技よりもチーム力が問われることを感じ取ることができるだろう。初めてブラインドマラソンを見た筆者はゴールの瞬間、選手から伴走者に送られた「ありがとう」という言葉に目頭を熱くせずにはいられなかった。
写真4:国際盲人マラソン男子フルマラソンの部で優勝を掴み取った池永敦選手がゴール直後にガッツポーズをする姿
フルマラソンも終盤に差し掛かってきた午後、雨もすっかり止みランナーたちにとっては良いコンディションでラストスパートをかけることができた。
国際盲人マラソン男子フルマラソンの部で優勝を掴み取った池永敦選手(JBMA)はレース前に「楽しく走りたい」と目標を語った通り、楽しくレースに臨めたという。記録は2時間46分54秒と自己ベストを更新した。走っていて辛くなる時ももちろんあるそうだが、そんな時は「レースが終わったら何を食べようかなとか、お肉が食べたいなとか考えるんですよ(笑)」とチャーミングな一面も見せた。走りも人柄も魅力的な池永選手の今後のさらなる活躍から目が離せない。また、池永選手と同じフルマラソン男子B-2に出場し、2位に輝いた羽立祐人選手にもレース後話を聞くことができた。「あと少しという思いだ」とゴール瞬間を振り返った。前回はリタイアしてしまい、今回も完璧なコンディションで挑めなかったというものの、ラストスパートの力強い走りは目を惹くものがあった。「様々な環境に耐えられる体作りをしていきたい」と意気込むように、次戦では自身の持つ力を最大限に発揮してもらいたい。
写真5フルマラソン男子B-2 2位の羽立佑人選手と後半伴走の橋亮介さんがゴールする場面
盲人フルマラソン女子の部では井内菜津美選手(わかさ生活)が自己ベストを更新し、3時間23分31秒で見事優勝に輝いた。「前半は勢いを持って走れた」と井内選手が話す中、「菜津美さんの勢いをすごく感じられたので、それを殺さないように走った」と前半伴走者の日野美奈子さん。ドリンクを取るなど一つ一つの小さな行為も集中して行っているそうだ。そういった心遣いや応援の気持ちが自己ベスト更新に繋がったのだろう。後半伴走者の鈴木洋平さんは「しんどくなった時にいかに諦めずに走ることができるかが大切」と話す。井内選手も「狙っているタイムが出せると思っている時は頑張れる。それが難しくなってきた時からどう踏ん張れるかが今後の課題だ」とレースを振り返る。井内選手のような若手選手が好成績を残せると日本のブラインドマラソン界は明るい。しかし、3人とも口を揃えて「もっとタイムを縮めて、上を目指していきたい」と次戦に向けて意気込んだ。これからの井内選手たちの成長が楽しみで仕方ない。
写真6フルマラソン女子B-1で優勝した井内菜津美選手と伴走者日野美奈子さん・鈴木洋平さんが笑顔で表彰式を迎えた場面
『OneSky.~おなじ光、風、思い。~』かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンはまさにこの言葉を体現していた。選手、伴走者、観客、地元の人、ボランティア…全ての人が同じ空の下で1つになっていた。
健常者も障がい者も関係なく、1つのゴールを目指す姿に終始心が惹かれた1日であった。まだブラインドマラソンを見たことがない人には是非大会に足を運んでもらいたいと思う。1度見ればブラインドマラソンの虜になるにちがいない。伴走練習会なども身近に行われているので是非気軽に参加し、ブラインドマラソン、パラスポーツを身近に感じてもらいたい。
記事・写真 慶応スポーツ新聞会 前田さつき
4月15日に行われた かすみがうらマラソンの記録を反映しました。
男子T12クラスでは池永敦選手が自己記録を約6分更新する走りで歴代5位の2時間46分54秒をマーク。
女子T11クラスでは、強化指定選手の井内菜津美選手が順位こそ変わらないものの3時間23分31秒の自己記録をマークしています。
歴代記録は以下のページをご確認ください。
http://jbma.or.jp/blind/record/
写真:表彰式の池永敦選手。
写真撮影:前田さつき(慶応スポーツ新聞会)
ブラインドランナー谷口さん、2年連続マラソンW杯へ
谷口真大選手の記事と共に動画も掲載されており、谷口選手のコメントを聞くことができます。
「サポートや伴走してくれる人が増えたので、力にして頑張ってきたい」と力強いコメントです。
記事と動画は神戸新聞NEXTのHPをご覧ください。こちら。
4月22日に開催されるマラソンワールドカップに日本代表として初めて参加する、青木洋子選手の記事が「ゆうゆうゆう」に掲載されました。
ブラインドマラソンや大会の情報と共に青木選手の意気込みが掲載されています。
大会での活躍が期待されます。
掲載記事はこちらをご覧ください。
長居わーわーずのHPに兵庫県の明石市にて行われたパラスポーツ体験イベントの報告が掲載されました。
多くの方がブラインドマラソンを体験し、体験会は大いに賑わったようです。
詳細はわーわーずのHPをご覧ください。こちら。
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