ロシアのElena選手が持つ2時間58分23秒の世界記録更新を目指して、チーム一丸となり取り組んできました。
レースでのトラブルがあったりして記録達成の難しさを感じていましたが、必ず更新したいという強い気持ちを持ってトレーニングを続けてきた成果を出すことができ、とても嬉しいです。
記録更新に向けて携わってくれた皆さんには感謝しかありません。
これに甘んじることなく、更なる記録の更新に向けて、今後も日々精進していきたいです。
3月4日(日曜)開催される「パラ駅伝 in TOKYO 2018」の無料観戦チケット(発券手数料はお客様負担)の申込受付を の申込受付をが1月27日(土曜)10時より開始となります。
当日はパラサポのスペシャルサポーターに就任した稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんも大会の応援に駆けつます。
パラ駅伝では、さまざな障がいのあるランナーや健常者のランナー9名(伴走ランナー1名含む)がチームをつくり、タスキをつないでゴールを目指します。
ブラインドランナーは1区を走ります。
第3回となる今年のパラ駅伝では、14都県に加え、初の海外からの参加となるラオスチームを加え計17チーム、153名のランナーの参加が予定されています。
駒沢オリンピック公園陸上競技場へ脚を運んでいただき、ご声援をお願いします。
観戦チケットは、大会HPから申込ください。こちら。
大阪の長居公園にて活動している長居わーわーずの活動の様子が大阪市のボランティア・市民活動情報誌「COMVO」に掲載されました。
「ふたりでかける自己ベストへの道」
掲載内容はわーわーずのHPをご覧ください。こちら。
4月16日に行われた長野マラソンにおいて、T13(B3)クラスにおいて鹿沼 由理恵さんが3時間44分48秒で完走されていました。
この記録はT13クラス歴代4位となる記録です。
鹿沼さんはリオパラリンピックのパラサイクリングでロードタイムトライアル、銀メダルを獲得しているアスリートです 。
東京2020パラではトライアスロンでの出場を目指して競技に取り組んでいます。
歴代記録は以下のページをご確認ください。
強化指定選手のエントリーをお知らせします。
No、氏名、クラス、所属、伴走1、伴走2の順
男子
51 岡村正広 T12 RUN WEB
52 熊谷豊 T12 三井住友海上
53 和田伸也 T11 長居WIND 今木一充 衣斐俊彦
54 高井俊治 T13 JBMA
55 高橋勇市 T11 三菱商事 森川優 足立知弥
56 山下慎治 T12 シーズアスリート 今井康太 坂梨史典
57 米岡聡 T11 三井住友海上 柳澤威臣 宗形淳史
女子
71 近藤寛子 T12 滋賀銀行 鈴木洋平 川嶋久一
72 西島美保子 T12 JBMA 溝渕学 鍵修一
エントリーリストのPDF。18別大_エントリー一覧
※和田選手の伴走者に変更がありました。
2月4日(日曜)に第67回別府大分毎日マラソン大会 兼 第18回日本視覚障がい男子マラソン選手権大会が開催されます。
今大会の参加資格は2016年1月1日以降、マラソンで3時間30分以内の記録を持つランナーだけで、一般のランナーにとってもエントリーするだけでもハードルが高い大会となります。
2017年大会より男子の視覚障がい日本選手権として実施していただき、今年が2回目となります。エントリー選手は先日も強化合宿を行い、大会に向けて順調にトレーニングを重ねています。
今大会ではどのようなレースが繰り広げられるのか、ブラインドランナーの熱い戦いをご期待ください。
大会概要
開催日:2018年2月4日(日曜)
スタート:正午
テレビ中継:11時50分から14時24分 TBS系列28局ネット
ラジオ中継:11時50分から14時59分 RKB毎日放送、OBS大分放送
大会HPはこちら
2018 World Para Athletics Marathon World Cup(ロンドンマラソン)
開催日:2018年4月22日
場所:イギリス ロンドン
代表選手:
男子
T11-T12クラス
T11 和田 伸也(ワダ シンヤ) 賀茂川パートナーズ
T12 堀越 信司(ホリコシ タダシ) NTT西日本
T12 熊谷 豊(クマガイ ユタカ) 三井住友海上
T11 谷口 真大(タニグチ マサヒロ) ダイアログインザダーク
T12 山下 慎治(ヤマシタ シンジ) シーズアスリート
T11 米岡 聡(ヨネオカ サトル) 三井住友海上
T13クラス
T13 高井 俊治(タカイ トシハル) JBMA
女子
T11-T12クラス
T12 道下 美里(ミチシタ ミサト) 三井住友海上
T12 青木 洋子(アオキ ヨウコ) NTTクラルティ
T12 藤井由美子(フジイ ユミコ) びわこタイマーズ
T11 金野由美子(コンノ ユミコ) JBMA
PDF 2018ロンドン_派遣選手
1/19 青木選手の所属先を修正しました
大会HP:こちら
強化指定選手制度の平成30年度版を公開しました。
国際的な競技力向上に伴い、指定基準のタイムを変更しました。
競技に真摯に取り組み、一人でも多くの選手が指定基準を突破してくれることを願っています。
強化指定選手制度はこちら。
2018年1月2日、3日に開催された箱根駅伝。
伴走活動に協力いただいている多くの大学が参加し、しのぎを削りました。
特に「早稲田アスリートプログラム(WAP)」を実践している早稲田大学からは、4名の選手が毎月代々木公園で実施している定例練習会に参加してくれました。
2区:太田友樹さん、4区:石田康幸さん、9区:清水歓太さん、10区:谷口耕一郎さんの4名です。
早稲田大学の2年連続3位の原動力となった選手たちです。
写真:10区を走った谷口さんとブラインドランナーの八木陽平さん
写真:弱視ランナーの池永さんを先導する太田さん
早稲田アスリートプログラム(WAP)のHPはこちら。
早稲田大学の他にも大会や強化合宿で伴走に協力いただいている、東洋大学や帝京大学、順天堂大学の選手たちも活躍しました。
これからも伴走の輪が広がっていきますように!
写真提供:早稲田大学競技スポーツセンター 橋谷田 雅志 氏
1月4日から6日まで実施された徳島駅伝の最終日の6日に高井俊治選手がアンカーとして第43区を出走しました。
結果は10.3kを32.49秒で走り区間7位となりました。
昨年より1分2秒も速く走り、チームの目標順位達成に貢献しました。
ご声援、ありがとうございました。
大会HPはこちらからご覧ください。
写真:総合9位でフィニッシュする三好市チームのアンカー、高井選手
言わずと知れた正月の風物詩・箱根駅伝。多くの学生が憧れを抱くこの舞台に、2018年新春、夢を叶えて立つ選手がいる。学生連合チームのメンバーとして9区を走る予定の溜池勇太選手(日本薬科大)だ。「一度諦めて、それでもやっぱり箱根に出たいという気持ちで大学に来た」。高校を中退し、通信制高校に通ったのち高卒認定試験に合格。そこから日本薬科大へ入学したという異色の経歴を持つ。2年生ながら自らの手でチャンスをつかんだ若き精鋭は、大舞台を前にして「本当に楽しみ」と笑顔を見せた。
そんな溜池選手は、ブラインドランナーの伴走者としても活動している。溜池選手とブラインドマラソンの出会いは通信制の高校時代。趣味で走っていたときに出会った社会人ランナーに、「ケガをしたから伴走を代わりにやってくれないか」と声をかけられたことがきっかけだった。初めて伴走を務めた相手は、北京パラリンピック日本代表の加治佐博昭選手。「この人、目が見えているだろ」。そう思ってしまうほど、スムーズに走る様子に驚いた。ともに握るロープがピンと張ってしまい、カーブでの指示が遅れてしまう。最初はなかなかうまくいかなかった。しかし、徐々にコツをつかんでいく。「遠慮をしないで何でも伝え、腕より足を合わせていけば自然と走りが合っていくんだ」。合わせようとするのではなく、相手の走りを邪魔しない範囲で自分の走りをする。そうすれば互いに気持ちよく走れることに気がついた。やっていくうちに感じた競技の魅力は『達成感』。一人で走っているときとは別のやりがいを感じることができた。
今年の夏には北海道で8日間にわたって行われたJBMAの強化合宿にも帯同。日常生活もともに過ごし、世界で戦う強化指定選手たちとの生活の中から学ぶことも多かったのだという。北海道らしからぬ猛暑の中行われたこの合宿は、途中2回の記録会を挟みながら、30~40キロの距離走や強度の高いインターバルトレーニングを行う非常にハードなメニューだった。溜池選手は伴走や、弱視のランナーの先導の役割をしながら全メニューを選手とともに消化。「本当にきつかった」。微笑みながら当時をそう振り返ったものの、この合宿は溜池選手にとっても転機となっていく。春シーズンはうまくいっていなかったという今季だが、この合宿で距離を重ねたことが自信となり、その後参加した大学の合宿にも昨年以上に意欲的に取り組めた。「夏の最初に距離を踏んだことで土台ができたおかげかな」。夏以降の飛躍のきっかけをつかんだ。
そして迎えた箱根駅伝挑戦への道。予選会では自分でも驚いたという快走で16人選ばれる学生連合チームの中で8番目のタイムを出すと、最終選考ともなる1万メートル記録挑戦会の記録で1つ順位を上げ、7番手で本選出場の内定を獲得した。その知らせに、伴走を務めている米岡聡選手(三井住友海上)をはじめ、これまで出会ったブラインドランナーからも多くの祝福のメッセージが届いたのだという。「視覚障がいランナーの皆さんの活躍を聞くと、自分も嬉しくなる」と語っていた溜池選手同様、ブラインドランナーも自分の活躍を喜んでくれた。
たくさんの声援を背に受けて、いよいよ夢の箱根路へと駆け出す溜池選手。「やれるだけのことはやれている。あとはどれだけ箱根で戦えるか楽しみです」。そう語った目には確かな力が宿っていた。新春にどのような輝きを放つのか。活躍が楽しみでならない。
取材・編集 太田萌枝(早稲田スポーツ新聞会)
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