伴走とは
伴走とはなにか、伴走者の役割など伴走に関する基本を記載しています。
伴走とは
伴走とは走者のそばについて一緒に走ることを言います。
特にブラインドマラソンにあたっては、伴走者は障がい者ランナーと一緒に走り、視覚障がい者の目となり方向を伝えたり、障がい物を避けたりする役割があります。初めて伴走をする方は視覚障がい者ランナーに何を伝えたら良いのか、何をしてあげたら良いかが解らないかと思います。
まず視覚障がいを体験してください。
その時に感じた不安を今度は取り除いてあげるのが役目です。
なお、競技会などではT11(B1)、T12(B2)、T13(B3)(又は伴走者要・不要)に分かれて競技をします。
クラス分けについては国際パラリンピック委員会(英語: International Paralympic Committee、略称:IPC)によって定められていますが、国際的な大会では伴走者が守る規定が定められています。詳細についてはブラインドマラソンについてのページをご覧ください。
伴走者の役割
良い伴走者とは障がい者ランナーが安心して走れる伴走者です。では目が見えない障がい者ランナーが安心して走れるとはどういうことでしょうか。
まず最も大切なことは視覚に障がいがあるランナーが安心して走れるように安全を確保し、周りで何が起きているか状況を説明することです。またランナーが走りやすいようにフォームや走路、ペースに気を配りましょう。最後は目標を持って走れるようタイムなどを管理することが大切となります。そのほか障がいの程度や現地までの移動手段、コースや周囲の状況などで必要なことが違ってきます。
視覚障がい者の方にしかわからないこと、感じられないことも多くあります。また一人ひとり不安なことや知りたいことも異なります。ここに挙げたことはほんの一例だと思って、相手が何をしてもらいたいかをよく話し合って下さい。
伴走者の役割
- 1. 障がい者ランナーの安全確保 / 状況説明
- 2. 理想のフォームで走ってもらえるような伴走
- 3. 走路、ペースなどの誘導と楽しく / 楽に走れるようなエスコート
- 4. タイムなどの記録
伴走は信頼と気遣い
信頼
障がい者ランナーは足元の不安から歩幅が狭くなりがちです、伴走者は少しでもその不安を和らげてあげる必要があります。この伴走者なら安心して走れる!と感じてもらうことが必要です。ただし伴走者からの押しつけの「私を信頼して!」は逆効果です。
気遣い
手の振りを合わせてもらいたい…、スピードが速い…、障がい者ランナーはこう思っているかもしれません。言いたくても言いだせない事もあります。伴走者は相手が言いやすい雰囲気作りをいつも考えてあげてください。
伴走者になるには
当協会では全国各地の練習会情報を掲載しているので参考にしてください。(随時更新予定です。)
練習会に参加することで障がい者ランナーを始め、実際に伴走経験のある方からも詳しく話を聞くことができます。また、伴走者の仲間を見つけられることも大きなメリットです。参加した時には自分から進んで声をかけてみましょう。