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神宮外苑チャレンジフェスティバル第40回JBMAユニファイドラン 結果

「神宮外苑チャレンジフェスティバル第40回JBMAユニファイドラン」は、好天に恵まれ無事終了しました。

ランナー・伴走の皆様お疲れさまでした。スタッフの皆さま、ありがとうございました。

40回の記念大会を迎えることができたのは、支えて下さるすべての皆様のおかげです。

どうもありがとうございました。

今後も、ブラインドマラソンへのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

 

視覚障がいの部の結果を以下に貼り付けます。

その他の結果につきましては、https://runnet.jp/record/userRaceTopShowAction.do?raceId=302950 をご覧ください。

 

「神宮外苑チャレンジフェスティバル第40回JBMAユニファイドラン」 結果

※スポーツ振興くじ助成事業

 

<視覚障がいの部> 結果

☆各部門ごとに、順位、タイム、氏名(フリガナ)、伴走者(フリガナ)の順に記載しています。

【10km視覚障がいの部 女子49歳以下伴走あり】

1 0:58:27  清水 佐和子(シミズ サワコ) 稲垣 伊都朗(イナガキ イツロウ)

2 0:58:35  小野 沙織(オノ サオリ) 奥山 吉秋(オクヤマ ヨシアキ)

3 1:06:33  阿部 真弥(アベ マヤ) 斉藤 たまき(サイトウ タマキ)

4 1:13:03  古川 雅代(フルカワ マサヨ) 杉田 将生(スギタ マサキ)

5 1:17:40  千田 あゆみ(チダ アユミ) 関口 典子(セキグチ ノリコ)

 

【10km視覚障がいの部 女子50歳以上伴走あり】

1 0:50:19  市川 絹子(イチカワ キヌコ) 礒部 謙太郎(イソベ ケンタロウ)

2 0:53:21  山口 久美子(ヤマグチ クミコ) 相田 佳隆(アイダ ヨシタカ)

3 0:57:11  黒澤 絵美(クロサワ エミ) 杉山 長(スギヤマ タケシ)

4 0:57:24  鈴木 慶子(スズキ ケイコ) 石田 賢一(イシダ ケンイチ)

5 1:05:57  椎原 直子(シイハラ ナオコ) 後藤 和夫(ゴトウ カズオ)

6 1:09:45  安彦 幸江(アビコ ユキエ) 高杉 等(タカスギ ヒトシ)

7 1:11:03  石井 喜美江(イシイ キミエ) 高橋 里香子(タカハシ リカコ)

8 1:11:32  田畑 美智子(タバタ ミチコ) 高橋 恵(タカハシ メグミ)

9 1:12:58  高澤 節子(タカザワ セツコ) 山崎 ひろみ(ヤマザキ ヒロミ)

10 1:21:41  曽我 香織(ソガ カオリ) 百武 宏之(ヒャクタケ ヒロユキ)

11 1:24:24  伊藤 弓子(イトウ ユミコ) 岩井 理恵(イワイ リエ)

 

【10km視覚障がいの部 男子49歳以下伴走あり】

1  0:40:24  池永 敦(イケナガ アツシ) 照永 詩恩(テルナガ シオン)

2  0:43:31  村上 拓也(ムラカミ タクヤ) 西川 晋作(ニシカワ シンサク)

3  0:45:51  堀田 正幸(ホッタ マサユキ) 森 洋行(モリ ヒロユキ)

4  0:47:00  尼野 次郎(アマノ ジロウ) 河村 正寛(カワムラ マサヒロ)

5  0:47:02  吉田 良二(ヨシダ リョウジ) 廣岡 美和子(ヒロオカ ミワコ)

6  0:47:47  堀越 雅也(ホリコシ マサヤ) 齊藤 芳徳(サイトウ ヨシノリ)

7  0:47:50  高木 秀和(タカギ ヒデカズ) 杉村 淳一(スギムラ ジュンイチ)

8  0:49:31  青沼 城太郎(アオヌマ ジョウタロウ) 立花 裕之(タチバナ ヒロユキ)

9  0:50:30  村上 拓也(ムラカミ タクヤ) 藤澤 広明(フジサワ ヒロアキ)

10  0:51:56  三沖 佑介(ミオキ ユウスケ) 茂呂 卓郎(モロ タクロウ)

11  0:52:30  三上 直人(ミカミ ナオト) 濱 吉宏(ハマ ヨシヒロ)

12  0:57:47  岩本 謙司(イワモト ケンジ) 加賀 憲一(カガ ケンイチ)

13  1:03:54  中島 茂典(ナカシマ シゲノリ) 山本 大奨(ヤマモト ダイスケ)

14  1:04:21  鈴木 高志(ススキ タカシ) 濱田 耕司(ハマダ コウジ)

15  1:06:02  坂入 健治(サカイリ ケンジ) 諏訪 晃三(スワ コウゾウ)

16  1:06:44  江幡 昌紀(エバタ マサキ) 磯﨑 則男(イソザキ ノリオ)

17  1:08:37  森本 健太郎(モリモト ケンタロウ) 鈴木 隆将(スズキ タカユキ)

18  1:24:47  平山 貴朗(ヒラヤマ タカオ) 山本 友美(ヤマモト トモミ)

 

【10km視覚障がいの部 男子50歳以上伴走あり】

1 0:44:30  大岡 義博(オオオカ ヨシヒロ) 大橋 学(オオハシ マナブ)

2 0:47:19  眞庭 無双(マニワ ムソウ) 小島 裕生(コジマ ヒロキ)

3 0:49:41  菊島 昌保(キクシマ マサヤス) 久保 光則(クボ ミツノリ)

4 0:50:52  会沢 勝(アイザワ マサル) 郡司 敏雄(グンジ トシオ)

5 0:52:04  小野寺 正(オノデラ タダシ) 瀬田 曜一(セタ ヨウイチ)

6 0:52:59  八木 陽平(ヤギ ヨウヘイ) 山崎 倫明(ヤマザキ ミチアキ)

7 0:53:56  中野 覚(ナカノ サトル) 宮﨑 眞理(ミヤザキ マリ)

8 0:53:57  保科 清(ホシナ キヨシ) 篠原 芳紀(シノハラ ヨシノリ)

9 0:54:48  田子 良一(タゴ リョウイチ) 吉田 政昭(ヨシダ マサアキ)

10 0:55:05  西島 徹(ニシジマ トオル) 奥村 直樹(オクムラ ナオキ)

11 0:56:05  菊池 正光(キクチ マサミツ) 伊藤 あゆむ(イトウ アユム)

12 0:56:19  石山 朋史(イシヤマ トモフミ) 加藤 志保(カトウ シホ)

13 0:56:48  奥原 修(オクハラ オサム) 原川 里衣(ハラカワ リエ)

14 0:58:24  茅場 達(カヤバ トオル) 田中 陽介(タナカ ヨウスケ)

15 0:59:38  小堀 清房(コボリ キヨフサ) 星野 住夫(ホシノ スミオ)

16 0:59:47  佐野 一貴(サノ カズキ) 角田 亜裕子(カクタ アユコ)

17 1:02:05  伊藤 敏明(イトウ トシアキ) 境 広志(サカイ ヒロシ)

18 1:02:34  長谷川 晋(ハセガワ シン) 河内 友禰(カワチ トモネ)

19 1:04:18  田中 幸治(タナカ コウジ) 福留 省吾(フクドメ ショウゴ)

20 1:08:08  新楽 和則(ニイラ カズノリ) 小池 由貴道(コイケ ユキミチ)

21 1:08:11  下田 智(シモダ サトシ) 芝居 正訓(シバイ マサクニ)

22 1:10:07  関口 滋(セキグチ シゲル) 宮崎 正法(ミヤザキ マサノリ)

23 1:11:13  鈴木 義美(スズキ ヨシミ) 平野 友善(ヒラノ トモヨシ)

24 1:11:19  中谷 数一(ナカヤ カズイチ) 高野 実純(タカノ マスミ)

25 1:16:21  門川 紳一郎(カドカワ シンイチロウ) 山本 光洋(ヤマモト ミツヒロ)

26 1:17:05  藤本 政博(フジモト マサヒロ) 笠原 邦夫(カサハラ クニオ)

27 1:17:09  人見 哲(ヒトミ アキラ) 日比 雅子(ヒビ マサコ)

28 1:17:10  小原 丈夫(コハラ タケオ) 佐藤 直久(サトウ ナオヒサ)

29 1:19:06  蘇畑 和明(ソバタ カズアキ) 奥永 俊哉(オクナガ トシヤ)

30 1:27:20  山口 和彦(ヤマグチ カズヒコ) 村上 英一郎(ムラカミ エイイチロウ)

31 1:28:41  新津 功(ニイツ イサオ) 川本 和彦(カワモト カズヒコ)

32 1:36:20  村田 清司(ムラタ キヨシ) 直井 誠(ナオイ マコト)

 

【10km視覚障がいの部 男子49歳以下伴走なし】

1 0:42:36  岩池 優希(イワイケ ユウキ)

2 0:56:48  荒谷 健太(アラタニ ケンタ)

3 0:59:54  常松 泰弘(ツネマツ ヤスヒロ)

 

【10km視覚障がいの部 男子50歳以上伴走なし】

1  0:43:00  南 宙史(ミナミ ヒロシ)

2  0:48:42  吉田 英世(ヨシダ ヒデヨ)

3  0:58:48  福地 和彦(フクチ カズヒコ)

4  1:00:01  伊藤 博正(イトウ ヒロマサ)

5  1:01:38  兼目 忍(ケンモク シノブ)

6  1:04:30  姫野 和正(ヒメノ カズマサ)

7  1:07:36  山岸 倫也(ヤマギシ リンヤ)

8  1:12:45  小林 邦一(コバヤシ クニカズ)

ブラインドマラソン体験講習会が開催されました

11月5日(土) 江東区有明スポーツセンター主催の「ブラインドマラソン体験講習会」が開催されました。

協会より講師とブラインドランナーを派遣し、協力をしました。

子供7名を含む17名の参加者が、初めての伴走を体験しました。

アテネパラリンピックマラソン金メダリスト高橋勇市選手の伴走を体験したり、金メダルを首にかけたり、アイマスクをしてお互いを伴走するなど、様々な体験をしました。

 見事なシンクロで金メダリストを伴走する参加者

 ご参加ありがとうございました。

OSAKA駅伝in長居:大会結果

11月3日に開催されたOSAKA駅伝in長居の大会結果となります。

参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

次回大会でもお会いできることを楽しみにしています。

以下、部門ごとの大会結果です。

※スポーツ振興くじ助成事業

 

視覚障がいの部(PDF)  視覚障がいの部

一般の部(PDF) 一般の部

混成の部(PDF) 混成の部

強化チーム(PDF) ゲスト・強化

オープンの部(PDF) オープン

 

ブラインドマラソンの伴走から広がるスポーツのノーマライゼーション:順天堂大学

強化合宿での伴走者や大会での運営に協力いただいている順天堂大学 陸上部の取り組みについて、
順天堂大学のWebサイト 「GOOD HEALTH JOURNAL」に掲載されました。
 
今後も、学生の協力を得ながら、活動を続けていきます。
 
掲載ページはこちら
ぜひ、ご覧ください。
 
 

鳥取伴歩伴走講習会を行いました

10月15日(土)、鳥取県倉吉市の倉吉市立社小学校体育館にて、伴歩伴走講習会(主催;白うさぎB&G、共催;日本ブラインドマラソン協会、協賛;(公財)山田昇記念財団)を行いました。

地元伴走グループ「白うさぎB&G」様の熱意のこもったご準備の下、日本ブラインドマラソン協会から講師とスタッフを派遣し、総勢54名による活発な講習会となりました。

参加者は、ブラインドランナーと伴走者だけでなく、盲ろうランナーや聴覚障がいのある方、手話通訳ボランティアの方々などの他、お隣の岡山県から新しい伴走グループ「レインボーメイツ」の皆さんも駆けつけ、多彩なメンバーによる講習会となりました。

NHK、日本海新聞社、ケーブルネットワークの取材もあり、注目度の高いイベントとなりました。

この講習会は、(公財)山田昇記念財団の助成を受けて行われ、参加者には財団特性のビブスと伴走ロープ及び記念品が提供されました。

   
 

 広々とした体育館で講習開始           触手話ボランティアの協力もありました

 

 

 体育館での伴走体験

 

お疲れさまでした。白うさぎB&Gの皆さん、ありがとうございました

メディア掲載記事:道下美里選手による東京レガシーハーフマラソンの魅力とコース紹介

10月16日に「東京レガシーハーフマラソン2022」が開催されます。東京パラリンピックで今大会のコースを走り、金メダルを獲得した道下美里選手と伴走者の志田淳さんによる、大会の魅力とコース紹介がランニングマガジン・クリールのホームページに掲載されていますので、ご覧ください。
クリールの記事はこちら
 
大会は8時05分にスタートし、BS TBSにて生中継されます。
テレビ中継の案内はこちら
ご声援よろしくお願いします。

伴走者養成研修・視覚障がい者マラソン研修会 in 掛川 報告

9月23・24日、2年ぶりとなる掛川市「つま恋彩の郷」での研修会を開催しました。

台風15号による悪天候の中、予定していたスケジュールを大幅に変更し、座学と実技を行いました。

ツインルームのシングル利用やゆとりある座席配置など、新型コロナウイルス感染対策を講じながらの研修会でしたが、バイキング形式での食事や情報交換会でのやりとりなど、日帰り講習会では経験できない体験を共有しました。

二日目は朝から雨が上がり、ブラインドランナーと園内周回コースでの伴走体験を行うことができました。

この研修会は、日本財団パラスポーツサポートセンターの助成を受けて実施しました。

   

  1日目、雨が強くならないうちに実技       大雨になったので、座学に切り替え

 

    

  施設内でアイマスク体験と介助の実技           2日目は、晴れました!

 

     心臓破りの坂を懸命に伴走

 

   日本財団パラスポーツサポートセンター助成事業

伴走者養成研修会 in 札幌を開催しました

2022年9月19日(月・祝)、北海道札幌視覚支援学校附属理療研修センターを会場に、伴走者養成研修会(主催;北海道札幌視覚支援学校、協力;日本ブラインドマラソン協会、伴走フレンドリー、協賛;公益財団法人山田昇記念財団)が総勢47名の参加で開催されました。

講習には、東京2020パラリンピックのトライアスロン銅メダリストの米岡聡選手と女子マラソン金メダルの道下美里選手を伴走した青山由佳さんが、リモートで参加して下さり、会場は多いに盛り上がりました。

 

運営協力の伴走グループ「伴走フレンドリー」による受付の様子


研修会場となった北海道札幌視覚支援学校附属理療研修センター研修室


東京パラリンピックトライアスロン銅メダリスト米岡聡選手と

女子マラソン金メダルの伴走者青山由佳さんによるオンラインイベント

 

    

雨天のため、実技は体育館で

 


 雨天のため、実技は体育館で。皆さん、熱心に取り組み、無事に終了しました。

 ご参加の皆さま、お疲れさまでした。

 

 10月15日には、鳥取県倉吉市で研修会開催予定です。

鳥取伴歩伴走講習会のご案内

10月15日(土)に鳥取県倉吉市で「第4回伴歩伴走講習会」が開催されます。

主催;白うさぎB&G

共催;日本ブラインドマラソン協会、鳥取県障がい者スポーツ協会

協賛;公益財団法人山田昇記念財団

日本ブラインドマラソン協会より講師を派遣しての開催となります。

詳細は、以下の添付ファイルをご覧ください。

令和4年度伴歩伴走講習会(鳥取)

ホクレンディスタンス北見大会:記念プレートの設置

7月9日に開催されたホクレンディスタンスチャレンジ2022北見大会における道下美里選手の日本新記録・アジア新記録の達成を記念したプレートが北見市東陵公園陸上競技場に設置されました。

写真1 北見市東陵公園陸上競技場に設置された記念プレート T12女子5000m 18分21秒75 道下美里選手、河口恵ガイド

 

 ホクレンディスタンスチャレンジでは日本陸連や北見市、網走市の協力を得て、2017年からブラインド種目を実施いただいており、初めての日本新記録の誕生となります。

協会としても記念プレートを設置するという念願を叶えることができました。

さらに記念プレートを増やしていけるよう、今後も取り組んでいきます。

 写真2 新記録を達成して喜ぶ、道下選手と河口ガイド

北海道マラソン2022:レース記事

 世界中からアスリートが集い、熱い戦いを繰り広げた東京オリンピック・パラリンピックから早1年。東京大会のレガシーを受け継ぎ、オリンピックのマラソンコースを一部取り入れた新たなコースで8月28日(日曜)に北海道マラソン2022が開催された。東京オリンピックの準備や新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった本大会には、21,000人を超える選手がエントリー。晩夏の爽やかな風に乗って、ランナーたちの活気が札幌の街を満たした。IPCブラインドの部では、男子5名、女子6名の選手が夏のマラソンへ挑んだ。
 
 比較的アップダウンの少ないコースだが、日差しや風を遮るものがなくなる20km地点から12km弱続く、折返し地点を含んだ新川沿いの直線と、38km付近からの細かい曲がり角が多い北海道大学内をうまく走りきれるかがポイントとなる。気温の上昇に応じた給水の確実な確保や、足場の悪いコースでの位置取り等、伴走者がいるランナーにとっては伴走者との意思疎通も重要だ。
 ブラインド男子の部を制したのは、今季トラック競技でも好調な和田伸也選手(T11、長瀬産業)。T11クラスの世界記録を更新した2月の別府大分毎日マラソンぶりのマラソンとなった本レースは、2時間30分切りでの優勝を目標に掲げ挑んだ。「最初から良いペースで刻んでいけた」と自身でも振り返ったとおり、若干の上りとなる最初の5kmを17分44秒で入り順調に滑り出す。太陽が高く昇っていくにつれて暑さが増す中でもしっかり給水を取りながらペースを崩さずに前へ。中間点は1時間14分38秒、ブラインドの部1位で通過し、目標達成へ向けて順調にレースを進めていく。再び札幌市街地へと向かう後半は、徐々にペースを上げてきた一般女子の部トップを行く山口遥選手(ACKITA)と並走する形でゴールを目指した。山口選手は自身も国内トップクラスのランナーとして競技に取り組みながらブラインドマラソンの伴走者としても活躍する仲間だ。互いの存在は良い刺激となり、苦しい最終盤の粘りを生んだ。和田選手はラストの2.195kmを7分47秒でまとめ、2時間29分50秒の大会記録で優勝。山口選手も並ぶようにゴールし、念願のMGCへのチケットを掴んだ。「山口さんとはレース中3、4回バチバチ戦った。仲間と切磋琢磨して一緒に2時間30分を切れてよかった」(和田選手)。こんな形で競い、高め合えるのは、きっと部門を越えてよーいどんでスタートするマラソンならではの光景だろう。
 本大会を上半期の区切りと位置づけ、目標通り優勝で締めくくった和田選手。「下半期は少し期間があるのでしっかりスピードと走り込みをして秋冬を超えて、世界選手権で上位に入れるように準備して行きたい」と今後の展望を語る。飽くなき向上心と進化を続ける心身から次はどんな走りを見せてくれるのか、今から楽しみだ。
 男子2位は、2時間35分19秒の高井俊治選手(T13、D2C)。「スパートをかけるタイミングが早すぎてラストが持たなかった」と自身のレースを振り返った。しかし、一つ一つ積み重ねているレースの経験は、着実に今後の糧になっていくはず。次回のレースに期待したい。
 
 ブラインド女子の部は道下美里選手(T12、三井住友海上)が大会記録を更新する3時間7分23秒で3連覇を果たした。「今回5キロのラップを22分15秒で刻もうと伴走者の二人と話をしていて、最初の5キロを22分16秒で入ることができた」と、まさにプラン通りのレースを展開する。一般ランナーの集団の中で走る時間も長かったが、ペースが乱されることはなかった。35kmからのラスト7kmで再度1kmあたりのラップタイムを4分20秒台まで戻し、きっちり目標を達成してフィニッシュ。「足が結構フラフラになっていたところもあったが、二人のガイドがバッチリだったので良い流れで最後まで粘れた」(道下選手)。そう振り返った伴走者との絆は、レース中に見られた笑顔からも滲んでいた。これからも抜群のチームワークで限界を越えていく姿をまだまだ見せてくれるだろう。
 
 東京パラリンピックが終わったばかりのように感じるが、気がつけば次のパリ大会までは2年を切っている。パリ大会の参加標準記録の有効期間は10月1日以降の記録が対象となるため、ここから選手たちのギアもまた上がっていきそうだ。東京大会が残したレガシーは、マラソンのコースだけではないはず。その上に、パリやもっと遠くに続く道がどう築かれていくのだろうか。一つずつ見続けていきたい。
 
写真:表彰式に参加した選手と伴走者
 
文責・写真:太田 萌枝

「視覚に障がいのある方が新型コロナウイルスに感染し入院したら」リーフレットの紹介

身近な方が、新型コロナウイルスに感染するケースが増えています。

そこで、以前にもご紹介した「国立がん研究センターが作成したリーフレット」をご紹介します。

webテキスト版や音声版などもあるので、必要に応じてご活用ください。

https://plaza.umin.ac.jp/~CanRes/match/match-achievement/