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第69回別府大分毎日マラソン大会 兼 第20回日本視覚障がい男子マラソン選手権大会 :リザルト

2月3日に開催された別府大分毎日マラソン、IPC登録の部のリザルトです。
左から順番に順位、記録、選手名、競技クラス、所属、都道府県、伴走者、備考となります。

男子
1 2:31:53 堀越信司  T12  NTT西日本        大阪 
2 2:33:37 高井俊治  T13  D2C           徳島  
3 2:34:05 山下慎治  T12  シーズアスリート    福岡   池澤暁   野本哲晃 
自己新
4 2:36:54 唐澤剣也  T11  群馬社福事業団     群馬   茂木洋晃  星野和昭 自己新
5 2:45:45 米岡聡   T11  三井住友海上      神奈川  柳澤威臣  宗形淳史 自己新
6 2:47:58 勝丸真至  T13  ウインドラン      東京
7 2:48:43 谷口真大  T11  ダイアログインザダーク 大阪   母原利之  横部貴之
8 2:54:02 加治佐博昭 T11  JBMA          栃木   豊島聡   北村拓也
9 3:10:32 岡村正広  T12  Run Web          千葉  
10 3:10:45 福原良英  T11  JBMA          東京   石川裕久
11 3:17:23 福永智洋  T12  長居わーわーず     大阪   久一清志  服部努
DNF  羽立祐人  T12  北極星AC         北海道  大槻学   青木健祐
 
女子
1 2:54:22 道下美里  T12  三井住友海上      福岡   青山由佳  志田淳 T12クラス世界新
2 3:10:40 青木洋子  T12  NTTクラルティ     東京   高田裕之  奥村直樹
3 3:12:08 近藤寛子  T12  滋賀銀行        滋賀   金子太郎  川嶋久一
 自己新
4 3:12:55 井内菜津美 T11  みずほFG         京都    澤田秀樹   鈴木洋平 T11クラス世界新
5 3:14:05 藤井由美子 T12  びわこタイマーズ    滋賀   上島学   武田浩志 自己新
6 3:16:45 金野由美子 T11  JBMA          東京   成田フサイ 落合新 自己新
7 3:21:13 西村千香  T12  岸和田健康クラブ    大阪   宮里康和  三野貴文 自己新
 
写真:女子T12クラスで世界新記録をマークした道下選手と伴走者の志田さん
写真提供・毎日新聞社
 

北海道マラソン2020 休止のお知らせ

2018年大会から視覚障がい者の部が設置いただき、開催されてきた『北海道マラソン』の2020年大会の休止が発表されました。
夏に開催されるマラソン大会は貴重であり、参加を楽しみにされていた方も多いかと思います。

 
2021年の夏には東京2020オリンピックのマラソンや競歩で使用されたコースを一部利用して開催されることになります。
一層魅力が増す『北海道マラソン』の開催を期待しましょう。
大会休止の理由など、詳細は大会HPをご覧ください。こちら
 

 

神宮外苑チャレンジフェスティバルPART2(広報インターン記事)

JBMAユニファイドラン開催 参加者笑顔で走りきる!!
鮮やかな黄色に染まった銀杏並木の下、走者たちが汗を流した。12月8日、第37回神宮外苑チャレンジフェスティバルJBMAユニファイドランが明治神宮野球場及び神宮外苑周回道路で行われた。日本ブラインドマラソン協会(JBMA)が主催するため、視覚障がい者が参加しやすい大会であるのが特徴だ。視覚障がい者の部、知的障がい者の部、一般の部でそれぞれ5kmウォーク、5kmマラソン、10kmマラソンが行われた。ゲスト走者としてはアテネ五輪女子マラソン日本代表の坂本直子さん、2019年のドーハ世界陸上50km競歩金メダリストの鈴木雄介、アトランタパラリンピック金メダリストの柳川春己さん、20年の東京パラリンピック出場内定選手の堀越信司、ヘルシンキ世界陸上マラソン代表の原由美子さんが参加した。
 

写真1 ゲストランナーの坂本直子さんに励まされ、笑顔をみせる走者
 
最高気温13℃と走りやすい気候と大勢の沿道の方々の応援がランナーの背中を押した。大会後は伴走教室が行われ、参加者らが実際に伴走者の実習を行い、ブラインドマラソンを体験した。
 
写真2:鮮やかな銀杏並木の下大会は行われた

村上 10kmマラソン優勝!! “拓也”コンビで難コースを乗り切る!!
 「優勝できたことは嬉しかった」と村上拓也(36)は笑顔をみせた。「10km視覚障がいの部男子39歳以下伴走あり」の部門で村上は1位でゴールテープを切った。伴走者の阿部拓也(48)のサポートもあり、見事栄冠を勝ち取った。伴走者の阿部は「声をかけてサポートできた」と振り返った。
村上が競技を始めたのは2年前。イベントでブラインドマラソン協会の職員に声をかけられたことがきっかけだった。練習で磨きをかけたスピードある走りで大会を制した。
ただ、決して村上に満足の表情はなかった。「本当は42分を切りたかった」。43分49秒に悔しさをみせた。今大会のコースは周回であるため、カーブやターンが多い。記録を出すのが難しいコースだ。「前回大会はターンの時に転んでしまった。今大会は転ばなくてよかった」と阿部もこのコースの難しさを語った。
目標は24年のパリパラリンピック出場だ。課題は「スタミナ強化」と村上は分析した。「フルマラソンでは後半ペースが落ちてしまう。まだまだ不十分」と今後さらなる強化を目指す。次に出場する大会は2020年2月の延岡西日本マラソンの予定だ。村上は「パリパラリンピックに出られるように日本代表にまずは入れるように」と意気込んだ。阿部は「僕一人じゃ日常的に練習することは難しい。いろんな人に声をかけて、村上さんをサポートして、一体感を持ってチーム作りをやっていきたい」と力を込めた。“拓也”コンビが進化した走りでさらなる高みを目指す。
 
写真3 「10km視覚障がいの部男子39歳以下伴走あり」で優勝した村上(右)と伴走者の阿部
 
ブラインドマラソンが人生を変えた 北牧 苦難乗り越え優勝!!
「10km視覚障がいの部女子40・50歳代伴走あり」で北牧希羊子(46)が53分02秒で優勝した。前回大会は故障のため出場できなかったが、見事今大会で栄光を勝ち取った。「優勝できたことは素直にうれしいし、光栄です」と語った。
ただ、記録には「納得していない」と話す。「本当は50分を切りたかった。このレースは走りやすいと思っていたが、想像とは少し違った」と振り返った。スタートの神宮球場には多くのランナーがコースを埋め、なかなかスタートから前に出ることができなかった。その遅れが記録に影響した。伴走者の杉山隆(59)は「ちょっとスタートが狭くて、前に出られなかった」と悔しさをみせた一方、「中盤の粘り強い走りは素晴らしかった」と褒めたたえた。
競技を始めたきっかけは大切な存在との突然の別れだった。北牧の祖母、姉、さらに「息子のような存在」と語るペットが1年のうちに相次いで他界した。つらい出来事が続き「正直、死のうと思った時期もあった」と涙を流した。だが、「それじゃいけない」と奮起し、走り始めた。運動が苦手な北牧は健康を手に入れるだけでなく、ブラインドマラソンが人生の支えになっている。
杉山とペアを組んで8年。お互いに言いたいことを言い合える関係になるまでの絆が生まれた。「尊敬も期待も信頼もしている」と北牧が語れば、杉山も「本当に粘り強い選手です。性別の違いはあるがレースの運びは本当にお手本にしている」と北牧をリスペクトする。
北牧は今後の目標に具体的な大会を述べることはなかった。「普段走ることを許してくれている家族、練習や試合に付き合ってくれる伴走者の人たちなど、支えてもらっている人たちに報いる走りをしたい。がっかりさせないように喜んでもらいたい。そのためにいつもベストをつくしていきたい」と北牧は力強く語った。
 

写真4:表彰式で北牧(右から4人目)と伴走者の杉山(右から3人目)は笑顔を見せる
 
JBMA主催ならでは!! 大会を支える人々たち
大いに盛り上がった今大会だが、視覚障がいの参加者に寄り添った姿勢がみられた。ゴール付近には記録証に点字を打つブースがあった。日本点字図書館の職員たちが協力し、手際よくかつ正確に点字を打ち込んでいた。「記録証」、「名前」、「種目」、「順位」、「記録」の5種目に点字を入れる。日本点字図書館の元職員の小野俊己さんによると第3回大会から点字を打つサービスを始めたという。重要なのは間違えがないようにすること。まず、名前の読みを確認し点字を入れ、さらに入れ終わったあとも、参加者に確認してもらうのだ。点字を入れていた日本点字図書館庶務課の片桐麻優さんは「記録証は一個しかないので、限られた時間内で、間違えないよう仕事をしなければならないところが気を遣いますね」と語る。走った証を肌で感じることができる点字。だが、小野さんは「近年点字の利用者が減ってきている」と語る。点字の習得には1から2年かかることや、音声により本を読める機能やパソコンの音声機能などの普及などが点字利用者の減少の理由だという。点字普及のためにも小野さんは「点字を学べる場がより身近にあるように増えてほしい」と願った。日本点字図書館は視覚障がい者が社会で自立できるように様々な情報、サービスを提供している。これからも点字を通してブラインドマラソン、視覚障がい者を支えていく。
 

写真5 記録証に点字を入れていくスタッフの方々
 
さらにJBMA主催ならではの取り組みはレース後にもあった。全てのレースが終了した後、伴走者研修が行われた。実際にアイマスクを着用し、階段を昇り降りする人をサポートする体験や、伴走体験が実施された。一般の部で5kmマラソンに参加後、伴走者研修に参加した高淑釧(こう・しゅくせん、49)さんは「選手を引っ張るのではなく合わせるというのが大事ということを聞けて良かった」と充実した表情を浮かべた。
高さんが印象に残ったのは、実際に視覚障がいの選手と走った際に言われたことだった。走った場所は神宮球場のグラウンドで、特に障害物もカーブもなく、平坦な道だった。高さんは何も選手に伝えずに走らなかった。だが、選手は高さんに「障害物ないですよね?」と声をかけた。高さんは「見えないから心配なんだという理解が足りなかった。『障害物ないですよ』とか『まっすぐ行きましょう』とか言えばよかった。自分が何もないから大丈夫と思っても、本人は心配。そういう気づかいが足りなかったと思った」とハッとさせられた。
ただ選手を走らせる、歩かせるのではなく、安心させることが大事という講師からの話に、参加者らは真剣な表情で耳を傾けていた。
 

伴走体験をする高さん(右)
 
取材後記
記者は今まで北海道マラソン等、記録や順位が重要視される大会を取材してきた。だが、今大会は『ユニファイドラン』とうたわれているように、「走ることを楽しむ」ことに重点が置かれたようだった。また、JBMAが主催する大会とあり、レース後は伴走者研修が行われたことや、記録証に点字を入れるブースがあるなど、視覚障がい者の選手に優しい大会だった。
だが、伴走者研修の参加人数が数十人程度ということだったという寂しい風景も見た。一般の部に参加した選手たちはレースが終わると、そのまま帰路につく人が多かった。「平坦で安全な道でも声をかけてもらわなければ、視覚障がいの方々は不安なんだ」という高さんの学びは記者も大変参考になった。
次大会は今大会よりさらに多くの人が研修に参加する。そんな光景が広がっていることを願ってやまない。
 
講師の指導を聞く伴走研修参加者たち
 
記事・写真 法政大学 藤原陸人
 

神宮外苑チャレンジフェスティバルPART1(広報インターン記事)

2019年12月8日(日)、早朝は肌寒かったが一日通して晴天に恵まれ、10AM頃からは心地よい気温となりランナーにとっては走りやすい気候であったのではないだろうか。そんな中行われたのが「神宮外苑チャレンジフェスティバル第37回JBMAユニファイドラン」だ。この大会は障がいがあるランナーと一般ランナーが同じコースを同じ時間にスタートしてすべてのランナーが楽しくマラソンという競技を楽しむことをコンセプトとしている。
会場は神宮球場および神宮外苑周回道路で10㎞、5㎞、5㎞ウォーキングの3つの部が設けられていた。ゲストランナーも豊富であった。2019世界陸上ドーハ大会の50km競歩の優勝者であり、20㎞競歩世界記録保持者の鈴木雄介選手、2004年アテネオリンピック女子マラソン日本代表・7位入賞の実績を持つ坂本直子さん。アトランタパラリンピックでブラインドマラソンとして日本人初となる金メダルを獲得した柳川春己さん。4種目でアジア記録を持ち、東京2020パラリンピックでのメダル獲得を目指しトレーニングを積んでいる堀越信司選手。そして2005世界陸上ヘルシンキ大会女子マラソン6位の原由美子さんも参加していた。このような陸上界を長年引っ張り、実績を上げてきた選手が今大会をさらに盛り上げた。
 
写真1 堀越選手(前列左から2番目)、鈴木選手(前列左から3番目)と共に一般ランナー、障がい者ランナー同時にスタート 
 
今回の取材で注目した点は、障がい者(今大会では視覚障がい者と知的障がい者の方が参加していた)のスポーツへの取り組み方からくる健常者との繋がりである。今大会は、誰もがスポーツを楽しむことを第一に掲げており、パラリンピックなどの本格的な競技として取り組むことを目指すという大会ではない。あくまでもスポーツは障がいを持っていたとしても気軽に行え、生活の質を豊かにすることができるというメッセージを持った大会ではないのかと感じた。
しかし、視覚障がい者の場合、一人で走ることが難しい人もいるだろう。そのような人の手助けとなるのが伴走者だ。伴走者とは視覚障がい者が一人で走ることが困難な場合、お互いにロープをもって一緒に走り、視覚障がい者の走行をリードする役割を持つ。伴走者は一緒に走る際に方向指示、路面の変化・状態などを声に出して的確に伝え、視覚障がい者のペースに合わせながら走っている。その結果2人の足は常に揃い、息の合った足運びで駆け抜けている。
 
写真2 阿吽の呼吸で駆け抜けるランナー

また、今大会を支えるスタッフにも注目したい。スタート、ゴール地点となった明治神宮野球場内外にはたくさんのテントが設置されており、そこには多くの障がい者を支える団体がサポートを行っていた。例えば完走証への点字入力サポートなどがなされていた。特に特徴的だったのが、日本の風物詩ともいえるであろう箱根駅伝に出場するような大学などの陸上部員が今大会にボランティアとして参加していた。給水所ではその学生たちが元気に声を出しながらランナーをサポートする姿がうかがえた。
 
写真3 ランナーに給水を渡す大学の陸上部員
 
学生たちは大会終了後にブラインドマラソン協会役員の鈴木邦雄さんから伴走講習を受けており、自分たちがこれまでやってきた陸上競技で障がい者の支援につながることを認識できたのではないかと思う。学生の一人に話を伺ったところ「まだまだ障がい者の支援(日常生活を含め)について知識がなく自分ができるのか不安ではあるが、まずは自分がやってきた陸上競技を活かして伴走者をやってみたい。」と語ってくれた。

写真4 大会後、伴走研修を行う鈴木邦雄さん
 
今大会はスポーツとは記録を狙うだけでなく誰もが出来て、生活の質を向上するために必要なことであること。また障がい者が支援を求める場合その支援は今からでもでき、それは自分の身近なことからスタートすることができることを教えてくれたのではないかと思う。私たちのような若い世代が助け合うというマインドセットを日ごろからやっておくことは重要なことであろう。
 
写真・記事 杏林大学 船越卓人

第69回別府大分毎日マラソン大会 兼 第20回日本視覚障がい男子マラソン選手権大会 :エントリーリスト

2月2日に行われる別府大分毎日マラソンに参加するIPC登録選手のエントリーリストです。
左から順番にNo、選手名、競技クラス、所属、都道府県、伴走者となります。

51 堀越信司  T12  NTT西日本        大阪 
52 岡村正広  T12  Run Web          千葉  
53 高井俊治  T13  D2C           徳島  
55 山下慎治  T12  シーズアスリート    福岡   池澤暁   野本哲晃
56 谷口真大  T11  ダイアログインザダーク 大阪   母原利之  横部貴之
57 勝丸真至  T13  ウインドラン      東京  
58 米岡聡   T11  三井住友海上      神奈川  柳澤威臣  宗形淳史
59 羽立祐人  T12  北極星AC         北海道  大槻学   青木健祐
61 唐澤剣也  T11  群馬社福事業団     群馬   茂木洋晃  星野和昭
62 加治佐博昭 T11  JBMA          栃木   豊島聡   北村拓也
63 福原良英  T11  JBMA          東京   石川裕久 
64 福永智洋  T12  長居わーわーず     大阪   久一清志  服部努
71 道下美里  T12  三井住友海上      福岡   青山由佳  志田淳
72 青木洋子  T12  NTTクラルティ     東京   高田裕之  奥村直樹
74 近藤寛子  T12  滋賀銀行        滋賀   金子太郎  川嶋久一
75 藤井由美子 T12  びわこタイマーズ    滋賀   上島学   武田浩志
76 金野由美子 T11  JBMA          東京   成田フサイ 落合新
77 西村千香  T12  岸和田健康クラブ    大阪   宮里康和  三野貴文
78 井内菜津美 T11  みずほFG         京都    澤田秀樹   鈴木洋平
 
大会公式HPはこちらとなります。
 

東京パラ:「パラリンピックマラソン」PRリーフレット完成

東京都作成による「パラリンピックマラソン」PRリーフレットが完成しました。
9月6日(日)に行われるパラリンピックマラソンを広く周知し、気運の盛り上げを図るとともに、
オリンピックスタジアムや沿道での観戦を促進するためのリーフレットとなります。
 
今後、パラスポーツ関連イベントや、都庁など関連施設で配布されます。
事前の情報収集や観戦のお供にご活用ください。

詳細は東京都オリンピック・パラリンピック準備局のHPをご覧ください。こちら

 

ブラインドマラソン歴代記録の更新

12月に開催された二つの大会で歴代記録を更新する記録が誕生しています。

12月8日 第5回さいたま国際マラソン 
女子T11クラス 水野麻美さん 3時間28分19秒 歴代5位

12月15日 第50回防府読売マラソン
男子T12クラス 山下慎治選手 2時間39分13秒 歴代4位
男子T13クラス 勝丸真至選手 2時間44分20秒 歴代5位 

女子T11クラス 金野由美子選手 3時間17分20秒 日本新
女子T12クラス 青木洋子選手 3時間09分55秒 歴代2位


歴代記録はこちらをご覧ください。http://jbma.or.jp/blind/record/

 

メディア掲載情報:ゆうゆうゆう 青木洋子選手「駆け抜けるゴールへ、未来へ」<前編>

ゆうゆうゆうに青木洋子選手とオリンピック2大会連続のメダリストの有森裕子さんの対談前編が掲載されています。
5年前にも青木選手と有森さんの対談外行われており、青木選手がアスリートとして変わるきっかけになったそうです。
競技を続けていく中での、モチベーション維持、やる気が沸く瞬間などについて語られています。
記事はこちらのゆうゆうゆうのHPをご覧ください。後編もお楽しみに。

 

第8回奥球磨ロードレース:道下美里 選手

1月19日に熊本県水上村にて開催された第8回奥球磨ロードレースのハーフの部に出場しました。
大会の様子が共同通信から配信されています。
 
「リオパラ銀の道下が1時間27分 熊本でハーフマラソン」
記事はこちらからご覧ください。
 
道下選手は2月2日に開催される第59回別府大分毎日マラソンに出場予定となります。
ご声援、よろしくお願い致します。
 
 

BS-TBS開局20周年記念ドラマ「伴走者」:放送決定!

『伴走者』(浅生鴨・講談社)がドラマ化され、今春放送されます。
 
以下、番組HPから抜粋した番組概要の紹介となります。
BS-TBS開局20周年記念ドラマ「伴走者」のキャストと放送日時が決定!
実業団陸上部をリストラされかけ“伴走者”となる淡島祐一役には吉沢悠が、元サッカー選手のブラインドランナー・内田健二役には市原隼人が、ダブル主演でのぞむ。
実は吉沢は、2000年12月1日のBSデジタル放送開局日にBS-TBS(当時はBS-i)で放送されたドラマ「双方向冒険活劇 トレジャー!」に主演。一方、市原は2018年12月1日のBS 4K開局日に放送された開局特番「~世界・黄金ミステリー~市原隼人 幻のスペイン財宝船を追え!」に出演。今回のBS-TBS開局20周年記念ドラマの制作にあたり、“BS-TBS開局の顔”と“BS-TBS 4K 開局の顔”が強力タッグを組む運びとなった。
ほかキャストには、淡島の妻・奈美役に美村里江、内田のスタッフ・高倉真希役に北乃きい、淡島が所属する実業団陸上部の監督役に鈴木浩介、淡島にとっての最大のライバル・大滝淳也役に高橋光臣が、それぞれ決定。
放送日時は2020年3月15日(日)よる7:00~8:54に決定した。
 
キャストやスタッフなどの詳細は番組HPからご覧ください。こちら
公式Facebookはこちらとなります。

クランクインは1月末となり、着々と準備が進んでいるようです。放送を楽しみにお待ちください。

 

パラリンピック観戦チケット第2次抽選:堀越信司選手

東京2020パラリンピック観戦チケットの第2次抽選申込の受付が1月29日(水曜)11:59までとなっています。
1月7日に行われたメディア発表に堀越信司(ホリコシ タダシ)選手がゲストとして参加しました。
第2次抽選申込の概要と共に、WEBメディアの『SPREAD』に掲載されていますので、ご覧ください。

「東京パラリンピック第2次抽選の詳細が発表 陸上パラアスリート堀越信司がゲスト参加、想いを語る」
掲載記事はこちら


また、堀越選手のインタビュー記事も掲載されていますので、合わせてご覧ください。
「パラリンピック文化を日本に根づかせる」 陸上パラアスリート堀越信司が見据える2020年
掲載記事はこちら

チケットの第2次抽選申込の詳細については、大会組織委員会のHPにご確認の上、お申込ください。
大会組織委員会HP こちらです。

パラリンピックのマラソンは9月6日(日曜)に都内のコースを利用して開催されます!
選手たちは気たるべき日に備えて、トレーニングに励んでいます。多くのご声援、よろしくお願い致します。

 

第20回日本体育大学女子長距離記録会:リザルト

12月21日に日本体育大学にて開催された、第20回日本体育大学女子長距離記録会にブラインド選手が参加させていただきました。
この大会の結果はWPA(ワールド パラ アスレティクス)の公認記録となるため、自己記録の更新、世界ランクのアップを目指して参加しました。

結果は以下となります。左から選手氏名、クラス、記録、伴走者、備考の順です。

男子
熊谷 豊 T12 15:10.59 自己新
堀越信司 T12 15:28.45
和田伸也 T11 15:32.87 長谷部匠 アジア新・日本新・自己新
唐澤剣也 T11 15:39.02 茂木洋晃、星野和昭 アジア新・日本新・自己新
高井俊治 T13 15:47.78
谷口真大 T11 16:08.68 横部貴之 自己新
 

 

女子
松本光代 T13 5:21.78
井内菜津美 T11 5:44.39 日野美奈子
梶木あや乃 T13 6:08.51
和木茉奈海 T12 DQ 落合 新

 

第50回防府読売マラソン第20回日本視覚障がい女子マラソン選手権大会:強化選手コメント

山下慎治 1位 2:39:13 自己ベスト
自己ベストを4分01秒と大幅に更新することができました。
この結果は、多くの方からのサポート・応援のおかげで、本当に感謝しております。
今大会でよかったことは、誰かを意識することなく、自分のペースだけに意識して走れたことが自己ベストにつながったと思います。
引き続き、最大限の努力をして、自己ベスト更新を続けていきたいと思います。
応援ありがとうございました。

勝丸真至 2位 2:44:20 自己ベスト
防府読売マラソン、コンディションにも恵まれ、2時間44分20秒と、自己ベストを2分以上更新できました。
とはいえ、本番一週間前に蕁麻疹が出たり、前半速く入りすぎ、後半大きく失速してしまったり、体調管理も含め、いろいろ反省点があります。
次回出場予定の別府大分毎日マラソンに向けて、改善すべき点は改善しつつ、また練習を積んでいきます。
最後に大会スタッフの方々、応援をしていただいた皆様、本当にありがとうございました。

高橋勇市 4位 2:57:04
設定ペースが4分10秒から4分5秒でしたが予定どおり4分10秒イーブンペースで走りきることができました。
今回、初めて新テザーを使用してのレースでしたが、思ったよりも走りやすかったです。
次回レースでは、4分5秒ペースで走れるよう足作りして行きたいと思います。
サポートして下さった伴走者、スタッフの皆様、大変お世話になりました、有り難うございました。
道下美里 1位 2:58:50 
いつも応援ありがとうございます。今大会では,自己記録更新と東京を想定したレース展開で勝つことを目標に走りました。
30キロ付近までは想定どおりのペースでしたが後半はペースを崩し58分台でのゴールとなりました。
目標達成とはなりませんでしたが,序盤ハイペースで果敢に挑戦したこと,ペースが落ちながらもラストは踏ん張り3時間以内でゴールができたことは自信になりました。
ゴール後練習を支えてくれている伴走者が涙を流していたと聞きました。その涙を必ずうれし涙に変えたい!
これからも不屈の精神でチーム一丸となって戦います,引き続き応援よろしくお願い致します!

青木洋子 2位 3:09:55 自己ベスト
防府読売マラソンに出場し、3時間9分55秒。自己ベスト更新できました。
いつも一緒に練習してくれる伴走者、応援してくれる会社の方々、家族、仲間がいるからこそ達成できたと思います。
本当に周りの皆さんに感謝です。
これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。
ありがとうございました。

藤井由美子 3位 3:17:07
ベスト記録を目指し、スタートしたのですが、30キロからは思うように上がらず、
維持するのが精一杯でした。ベスト記録は、だせませんでしたが、応援の声に力をもらい、ゴールすることができました。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
 
金野由美子 4位 3:17:20 T11クラス日本新、自己ベスト
今回の目標は、T11の日本記録を更新して、3時間17分台で走ることでした。
結果は3時間17分20秒で、目標を達成することができました。
故障や怪我が多くなかなか思うように練習を重ねられませんでしたが、今シーズンは、夏から合宿にも積極的に参加して練習を積むことができました。
それが大きな自信になったと思います。
これからも更にベスト更新を目指して、こつこつと練習を積み上げていきたいです。

西村千香 5位 3:24:48
今回は目標タイムに向けて練習してきましたが結果を出せませんでした。悔しい思いが残りましたがこの先のレースにむけ今回の課題をしっかりと改善し、気を引き締め直して行きたいと思います。
いつも伴走、応援してくださる皆様本当にありがとうございました。

和木茉奈海 6位 3:44:57 自己ベスト
今年の防府読売マラソンは天候にも恵まれコンディションがとても良い中でのスタートでした。
私自身、昨年の大会で途中棄権をしてしまい、悔しいお思いをした大会だったので、今年は、その悔しさを晴らすと心に決めて臨んだレースでした。
折り返し地点まで、予定より4分以上早いペースで通過をしてしまい、スタミナが持つか心配でしたが、日々練習してきたことを信じて最後まで走りました。
結果としては自己ベストを6分54秒縮める事ができ、収穫の多いレースとなりました。
まだまだ30キロ以降のペースダウンという部分には課題がありますが次の大会でも伴走者の方の助けを借り、声援に応えられるよう自己ベストを目指して取り組んで参りたいと思います。
最後に沿道から数多くの声援を頂きありがとうございました。
また、大会で見かけた際は、ご声援よろしくお願いします。
ありがとうございました。

 

第50回防府読売マラソン:リザルト

12月15日に開催された第50回防府読売マラソンのリザルトとなります。

左から選手氏名、クラス、所属、前半ガイド、後半ガイド、備考となります。

1 山下慎治 T12 2:39:13 C'sアスリート 池澤暁、藤田大夢 自己新
2 勝丸真至 T13 2:44:20 ウインドラン 自己新
3 スピードイーアン T12 2:56:03 JBMA 長友諭、永嶋義幸 
4 高橋勇市 T11 2:57:04 宇部達、亀井健太 三菱商事 
5 福原良英 T11 3:10:05 鈴木健、石川裕久 JBMA

写真1:男子優勝の山下選手と後半伴走の藤田ガイド

1 道下美里 2:58:50 T12 三井住友海上 青山由佳、志田淳 
2 青木洋子 3:09:55 T12 NTTクラルティ 浮津康弘、高田裕之 自己新
3 藤井由美子 3:17:07 T12 タイマーズ 武田浩志、中嶋貴明
4 金野由美子 3:17:20 T11 JBMA 松浦幸雄、落合新 T11日本新、自己新
5 西村千香 3:24:48 T12 岸和田健康クラブ 宮里康和、三野貴文
6 和木茉奈海 3:44:57 T12 読売テレビ 出野ひろみ、澤田秀樹 自己新

写真2:表彰式後の女子3位入賞選手と伴走者のみなさん。

大会HPにPDF版の掲載がありますので、ご確認ください。こちら