道下美里選手のインタビュー記事がパラリンピックサポートセンターのHPに掲載されました。
2016リオから2020東京に向けた道下選手の心境が語られています。
記事はパラサポのHPをご覧ください。こちら。
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2016リオから2020東京に向けた道下選手の心境が語られています。
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7月7日、8日に開催された2018ジャパンパラ陸上競技大会のレポートが日本障がい者スポーツ協会のHPに掲載されました。国内選手についての記述は少ないですが、世界のトップアスリートが参戦した大会の様子をお読みください。
JPSAのレポートはこちらです。
「暑さを乗り越え、懸命に走りきる」~各々の目標に向かって~
気温32℃という過酷な環境のなかで行われた第23回関東パラ陸上競技選手権大会。今年は6月30・7月1日に町田市立陸上競技場で行われた。10月にインドネシア・ジャカルタで開催されるアジアパラに向けて重要な大会となった。
男子1500mでは唐澤剣也、加治佐博昭(ともにJBMA)、堀越信司(NTT西日本)、立木勇弥(学習院大学)が出場した。唐澤と加治佐が出場したT11組では唐澤が終始先頭で引っ張るレース展開となった。後半記録が落ちるのが課題だった唐澤は終始同じペースで走りきりその課題を克服。好記録が期待された。しかし、最後の最後に落とし穴が待っていた。競技者が伴走者より先にゴールしなかったため唐澤は失格となった。唐澤は「結果としては失格だったが、4分16秒台で走れた」と自己ベストを更新するような走りを披露出来たことには満足そうだった。
失格となるも自己ベスト級の走りを披露した唐澤剣也
加治佐は午前中に10000mを走り切ったあとに迎えた1500mのレースだった。「5分07秒が目標」と意気込んだが記録は5分13秒71だった。故障が癒えたあとのレースだったこともあり、2種目を走り切れたことに「ホッとした」と加治佐は振り返った。「自分が走れなくなるまで走りたい」と走ることが大好きな44歳。東京パラリンピックの強化選手としてこのまま残れるようにさらに状態を上げていきたい。
同日に10000mを走り疲れもあるなか、無事ゴールした加治佐博昭
堀越は今年2月に足を痛め、1か月間走れなかった。その影響もあり「4分10秒を切る」目標を掲げるも、惜しくも4分13秒48だった。走り方を少しずつ変えつつある堀越。今後については「8月26日に行われる北海道マラソンでしっかり記録を狙っていきたい」と東京パラリンピックマラソン代表を見据えて走る。
マラソンに向けて、好記録が期待できる堀越信司
大学生ランナーの立木は「入りから71秒のペースを作ることが出来なかった」と語るように終始記録は伸びず、5分00秒30だった。立木は「練習不足」と悔しさを語った。
今季から学習院大学に入学した立木。朝練が通学の関係でできないことや、自主練習が出来ない環境になった。5000mにも出場していたためその練習に偏りすぎて、1500mの練習が十分できなかった。今後の課題は緊張に弱いこと。大舞台でプレッシャーに負けないために、まずは練習の質を上げ、新しい環境に慣れていきたい。
終始レースのペースが上がらなかった立木
4選手ともに、課題はあったが、手ごたえは感じていた。これからの厳しい夏を乗り越え、より力強くなった選手たちが見れることを期待したい。
文章・写真 スポーツ法政新聞会 藤原 陸人
関東パラのリザルトはこちらをご覧ください。
『ましろ日』の視覚障がい者向けの特設サイトが更新されました。
第8光(話)から第15光までの原作シナリオが新規で公開されています。
視覚障がい者の方も漫画をお楽しみください。
特設ページはこちらとなります。
写真1:女子1500mで日本記録を更新した松本光代選手
夏の太陽が燦々と地面を照りつける7月1日、町田市立陸上競技場でWPA公認第23回関東パラ陸上競技選手権大会が開催された。
その中で私が注目したのは女子1500m。
気温が高く、選手たちにとってはなかなか厳しいコンディションでレースを迎えることとなった13時30分、T11~T13の4人の選手が一斉にスタートを切った。序盤は柏原未知選手(T13、one’s)が先頭に立ち、ペースを作る。その後ろをぴったりくっついて走るのは松本光代選手(T13、JBMA)。松本選手は「1周84秒で淡々と走る」という戦略を立て、レースに挑んだという。序盤は先頭のペースで少しハイペースになってしまったものの、中盤からは自身のペースを掴み、軽やかに一歩一歩前へ進む。「最後の一周は辛かったが、しんどいときこそ腕を大きく振って走った」と松本選手が語るように、ラストもペースを崩さずに見事なレースを見せた。記録は5分21秒30と日本記録を更新した。松本選手はレース後「やっと日本記録を更新できて嬉しい。今度はアジア記録を切れるように、そして世界で戦えるように頑張っていきたい」と更なる目標を掲げた。松本選手のゴール後、未来のエース安部遥選手(T12、筑波付属視覚)は自身の過去の記録を更新し、自己ベストでフィニッシュした。5分40秒を切ることを目標に掲げて挑んだ大会であったが、記録は5分35秒28と大きく上回る結果を残すことができた。安部選手は「ベストを出せて嬉しい。中学の時に5分35秒を切れたので、高校でもその記録を更新したい」と今後について話した。安部選手のような高校生ランナーは伸びしろが沢山あるので、今後の活躍が楽しみだ。
写真2:女子1500m安部遥選手と伴走者の佐藤寛哉さん
日本記録と自己ベストを更新した2人の後ろで悔しい思いをした選手もいた。
井内奈津美選手(T11、わかさ生活)だ。「5分半を切ろうと目標を立てていた。記録を狙うつもりが自己ベストよりもかなり遅くなってしまって本当に悔しい」とレースを振り返った。右肩上がりでトラックシーズンを駆け抜けていただけに、悔しい思いも人一倍大きかっただろう。しかし、ただ悔しくて落ち込むのではなく次戦に向けて前を、見据えていた。
「最初の1周で突っ込んでいって、いいペースを作ろうとしていた。しかし、こんなに高い気温でのレースは久々だったので力を使い果たしてしまった。悪いコンディションの中でどうやって走り抜くかは今日の大会でわかったので、今後に生かしていきたい」と冷静にレースの分析をしていた。伴走者の日野未奈子さんは「伴走者の力と選手の力は比例すると実感した。練習から奈津美さんのコンディションに合わせた声かけや、ペースのもっていき方を考え、私もしっかり走り込みたい」と意気込んだ。
これからは体力を奪い取る真夏の太陽がさらに輝きを強める季節となってくる。トラックシーズンも残りわずか。ゴールの後、太陽よりも輝く選手たちの笑顔を沢山見られることを願っている。
文章・写真 慶應義塾大学 前田さつき
7月3日~10日の間行われている強化合宿の中に組み込まれた今大会。好記録が期待されていたものの、予想よりも下がった気温や強まった風の影響もあり、思うような結果を残すことはできなかった。しかし各選手、また伴走者ともにレースでの課題は分析済み。翌日に行われた距離走の疲労の影響も考えられるが、7日の北見大会ではきっと課題を修正した姿を見せてくれるだろう。雨にも負けず、風にも負けず。選手たちは強くなり続ける。
文章・写真 太田萌枝(早稲田大学)
7月7日(土曜)に開催されるホクレンディスタンスチャレンジ北見大会のブラインド5000mのスタートリストです。
7月4日(水曜)に開催されるホクレンディスタンスチャレンジ網走大会でブラインドの5000mが行われ、強化指定選手が参加します。
6月30日(土曜)、7月1日(日曜)の二日間、町田市立陸上競技場にて開催される関東パラのエントリーをお知らせします。
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