
15時20分スタートの女子5000mには、昨年末にマラソンで世界記録を更新した道下美里選手(三井住友海上)らT12クラスの3名が出場。各々の目標タイム達成へスタートを切った。19分20秒を目標に据えた道下選手は1000mあたり3分55秒前後のラップを刻み続け、安定した走りを見せる。目標には及ばなかったが、終始ペースを崩さず19分27秒38でフィニッシュ。3日後に控える北見大会ではさらに調子を上げてくるか。注目が集まる。
れまで青木選手の後方についていた西島選手が前へ出た。そこからの1周で2人の距離は20mほどに開いていく。そのまま西島選手がリードを保ち、21分4秒91でゴール。10秒後に青木選手がフィニッシュし、レースを終えた。
7月3日~10日の間行われている強化合宿の中に組み込まれた今大会。好記録が期待されていたものの、予想よりも下がった気温や強まった風の影響もあり、思うような結果を残すことはできなかった。しかし各選手、また伴走者ともにレースでの課題は分析済み。翌日に行われた距離走の疲労の影響も考えられるが、7日の北見大会ではきっと課題を修正した姿を見せてくれるだろう。雨にも負けず、風にも負けず。選手たちは強くなり続ける。
文章・写真 太田萌枝(早稲田大学)