1月4日から6日まで実施された徳島駅伝の最終日の6日に高井俊治選手がアンカーとして第43区を出走しました。
結果は10.3kを32.49秒で走り区間7位となりました。
昨年より1分2秒も速く走り、チームの目標順位達成に貢献しました。
ご声援、ありがとうございました。
大会HPはこちらからご覧ください。
写真:総合9位でフィニッシュする三好市チームのアンカー、高井選手
1月4日から6日まで実施された徳島駅伝の最終日の6日に高井俊治選手がアンカーとして第43区を出走しました。
結果は10.3kを32.49秒で走り区間7位となりました。
昨年より1分2秒も速く走り、チームの目標順位達成に貢献しました。
ご声援、ありがとうございました。
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写真:総合9位でフィニッシュする三好市チームのアンカー、高井選手
言わずと知れた正月の風物詩・箱根駅伝。多くの学生が憧れを抱くこの舞台に、2018年新春、夢を叶えて立つ選手がいる。学生連合チームのメンバーとして9区を走る予定の溜池勇太選手(日本薬科大)だ。「一度諦めて、それでもやっぱり箱根に出たいという気持ちで大学に来た」。高校を中退し、通信制高校に通ったのち高卒認定試験に合格。そこから日本薬科大へ入学したという異色の経歴を持つ。2年生ながら自らの手でチャンスをつかんだ若き精鋭は、大舞台を前にして「本当に楽しみ」と笑顔を見せた。
そんな溜池選手は、ブラインドランナーの伴走者としても活動している。溜池選手とブラインドマラソンの出会いは通信制の高校時代。趣味で走っていたときに出会った社会人ランナーに、「ケガをしたから伴走を代わりにやってくれないか」と声をかけられたことがきっかけだった。初めて伴走を務めた相手は、北京パラリンピック日本代表の加治佐博昭選手。「この人、目が見えているだろ」。そう思ってしまうほど、スムーズに走る様子に驚いた。ともに握るロープがピンと張ってしまい、カーブでの指示が遅れてしまう。最初はなかなかうまくいかなかった。しかし、徐々にコツをつかんでいく。「遠慮をしないで何でも伝え、腕より足を合わせていけば自然と走りが合っていくんだ」。合わせようとするのではなく、相手の走りを邪魔しない範囲で自分の走りをする。そうすれば互いに気持ちよく走れることに気がついた。やっていくうちに感じた競技の魅力は『達成感』。一人で走っているときとは別のやりがいを感じることができた。
今年の夏には北海道で8日間にわたって行われたJBMAの強化合宿にも帯同。日常生活もともに過ごし、世界で戦う強化指定選手たちとの生活の中から学ぶことも多かったのだという。北海道らしからぬ猛暑の中行われたこの合宿は、途中2回の記録会を挟みながら、30~40キロの距離走や強度の高いインターバルトレーニングを行う非常にハードなメニューだった。溜池選手は伴走や、弱視のランナーの先導の役割をしながら全メニューを選手とともに消化。「本当にきつかった」。微笑みながら当時をそう振り返ったものの、この合宿は溜池選手にとっても転機となっていく。春シーズンはうまくいっていなかったという今季だが、この合宿で距離を重ねたことが自信となり、その後参加した大学の合宿にも昨年以上に意欲的に取り組めた。「夏の最初に距離を踏んだことで土台ができたおかげかな」。夏以降の飛躍のきっかけをつかんだ。
そして迎えた箱根駅伝挑戦への道。予選会では自分でも驚いたという快走で16人選ばれる学生連合チームの中で8番目のタイムを出すと、最終選考ともなる1万メートル記録挑戦会の記録で1つ順位を上げ、7番手で本選出場の内定を獲得した。その知らせに、伴走を務めている米岡聡選手(三井住友海上)をはじめ、これまで出会ったブラインドランナーからも多くの祝福のメッセージが届いたのだという。「視覚障がいランナーの皆さんの活躍を聞くと、自分も嬉しくなる」と語っていた溜池選手同様、ブラインドランナーも自分の活躍を喜んでくれた。
たくさんの声援を背に受けて、いよいよ夢の箱根路へと駆け出す溜池選手。「やれるだけのことはやれている。あとはどれだけ箱根で戦えるか楽しみです」。そう語った目には確かな力が宿っていた。新春にどのような輝きを放つのか。活躍が楽しみでならない。
取材・編集 太田萌枝(早稲田スポーツ新聞会)
伴走者として活躍されている、中田崇志氏が元旦に放送される以下の番組に出演いたします。
テレビ東京:『みらいのつくりかた 新春スペシャル』
放送日時:1月1日(月曜)23:45から25:15
番組内容:3本ある特別企画のうちの1本となります。
特別企画1
桐生祥秀×山縣亮太スペシャル対談
しのぎを削るライバル二人の頂上対談!
日本短距離トップ2が持つ「言葉」に迫る!
特別企画2
ウィンターレジェンドからの言葉
迫る平昌五輪に向けて、冬のレジェンドたちが緊急集結!自らを支えた言葉、そして後輩たちに贈りたい言葉とは!?
特別企画3
共に戦う!伴走者のコトバ
視覚障害者のトップランナーの伴走を務める中田崇志。
「伴走は黒子と言われるが、単に障害者を支えるのではない。一緒に勝負し、自分も勝ちたい」
そう語る中田の挑戦と言葉のチカラに迫るドキュメント。
ぜひご覧ください。
番組の詳細はこちらから。
2018年3月4日(日曜)に駒沢オリンピック公園にてパラ駅伝 in TOKYO 2018 が開催されます。
大会を支える当日ボランティアの募集が始まりました。
選手サポート・応援や観客へのホスピタリティ提供とともに、閉会式 /表彰式にも参加することができます。
ボランティアの詳細はこちらの2018_volunteer要項を確認いただき、お申込みください。
大会についてはこちらの大会HPをご覧ください。
平成29年度日本パラリンピック委員会選手発掘事業が2018年2月4日(日曜)に埼玉県障害者交流センターで開催されます。
申込締切は、1月17日(水)となります。詳細は実施要綱をご確認ください。
申込サイトは、下記となります。
http://dgent.jp/e.asp?no=1701074
『NWR』(世界新記録)。このアルファベット3文字を刻むには、どれほどの努力が必要なのだろうか。途方もない時間と血のにじむような努力の上にしか達成され得ない偉業が、2017年12月17日生まれた。
朝から小雪が舞い、冷たい北風が吹きつけたこの日、第48回防府読売マラソン兼第18回日本視覚障がい女子マラソン選手権が山口県防府市で開催された。防府市陸上競技場をスタートし、30キロ地点の折り返しを経て再び競技場へと向かう42.195キロ。最大高低差10メートル弱と、アップダウンの少ない走りやすいコースだ。スタート時は気温5℃、北西の風3.9m、湿度46%と、日差しの暖かさは感じられるものの真冬並みの冷え込みで、ランナーにとっては過酷なコンディションであった。総勢3028名のエントリーのうち、IPC公認の部で参加したブラインドランナーは20名。男女ともに来年4月にロンドンで行われるマラソンワールドカップの最終選考レースでもあるため、用意された切符をつかみ取るべく各々が力走を見せた。
写真:女子の表彰式の様子。印象深い道下選手の表情。
その中で圧巻だったのが、昨年のリオデジャネイロパラリンピック銀メダリストの道下美里選手(三井住友海上)だ。地元である山口県で世界記録(2時間58分23秒)更新を目指したという今大会。他のランナーとの接触にも注意が必要な集団走となる入りの5キロは、21分19秒で通過する。「風が強くて押し返され、思ったようなペースに乗せられなかった」(道下)。自身でもそう語ったように強い向かい風の影響もあり、なかなかリズムをつかめない。しかしこれまで様々な大舞台を経験してきた道下選手はここで崩れてしまうことはなかった。1キロあたり4分20秒ほどに落ち込んでいたラップをその後4分10秒前後に上げると、中間点は1時間28分26秒で通過。世界記録更新が優に可能なラインまで浮上する。30キロからの5キロは21分を超えるラップタイムとなったが、フルマラソンで最も苦しいと言われる35~40キロは20分38秒と、この日最も良い記録で驚異の粘り強さを発揮した。リズムに乗った終盤の走りが奏功し、残り350メートルとなる競技場入り口に道下選手が見えたとき、タイマーが示していたのは2時間54分台。世界新記録の誕生が確実になった瞬間だった。ラスト100メートル、最後まで全力を出し切るために他のランナーとの接触を避けられるアウトレーンを走る。最後は伴走者の志田淳さんの手を離れ、勢いよくフィニッシュラインに飛び込んだ。これまでの記録を2分以上更新する、2時間56分14秒をたたき出し、新たな世界記録保持者となった道下選手。「みっちゃんおめでとう!」という声が飛び交う中、涙を浮かべて前半伴走を務めた青山由佳さんと抱き合った。その手にぎゅっと握られていたのは、『絆』と呼ばれる赤いロープ。伴走者と選手の、まさに『絆』がよく表れた光景だった。記録では文句なしに世界の頂点に立った道下選手だが、それでもなお足りないものがある。それはパラリンピックでの金メダル。2020年、東京の地では必ずや表彰台の一番高い場所で輝く、飛び切りの笑顔を見せてくれるはずだ。
視覚障がい男子の部は、大会2週間前の福岡国際マラソンでT12クラス日本歴代2位の好記録である、2時間27分35秒をたたき出した熊谷豊選手(三井住友海上)が優勝を飾った。35キロ地点までは2大会連続の好記録が期待されるペースで走っていたものの、疲労の影響もあってかそこから失速してしまう。最後の2.195キロは8分54秒と苦しい表情を見せたが、前半の攻めの走りが生き、2時間32分12秒でフィニッシュ。福岡国際マラソンから中2週間での参加で、収穫のあるレースとなった。
厳しい寒さと強風という難しいコンディションの中での大会であったが、女子選手は8名中5名、男子は代表の切符を争う3、4位同タイムでフィニッシュした山下真治選手(シーズアスリート)、米岡聡選手(三井住友海上)と初マラソンとなった唐澤剣也選手(JBMA)が自己ベストを更新。気象条件に左右されないタフさを証明した。今後選手たちは数回の強化合宿を挟みながら、2月の別府大分毎日マラソン、そして4月のワールドカップへと向かっていくことになる。
写真:初マラソンながら適性を見せた唐澤選手
世界記録を更新した道下選手のみならず、日本のブラインドマラソン全体のレベル向上を感じられた今大会。『NNR』(日本新記録)、『NAR』(アジア新記録)、『NWR』。残り1000日を切った東京パラリンピックまでに、これらのアルファベットを度々目にすることになるだろう。きっと、いや絶対に。
文章・写真 太田萌枝(早稲田スポーツ新聞会)
12月17日に行われた防府読売マラソンの記録を反映しました。
防府では道下選手を始め6名が歴代記録を更新する走りを見せてくれました。
なお、道下選手の世界記録は、記録公認手続き中となり、正式な世界記録の公認は後日となります。
歴代記録は以下のページをご確認ください。
和田伸也選手が以下の番組に出演いたします。
テレビ東京:『みらいのつくりかた』
放送日時:12月21日(木曜)23:24から
番組の詳細はこちらからご覧ください。
番組内容 :
未来に向かって懸命に挑戦しているトップアスリート、今後が期待される若きアスリート、
そして、彼らを支える指導者、技術者たちの「今」に密着する番組。
彼らが現在に至るまでには、挫折や引退、故障から再起をかけた戦い、
またその道を究めるきっかけとなった出会いなど、人生の転機となった瞬間があったはずです。番組では、そんな時に支えとなった人や言葉、場所、モノなどをキーワードに、
人生の岐路に立たされた時、人はどうやって乗り切ればいいのか?また、どのような未来を思い描いていけばよいのか?彼らの実体験をヒントに、夢を諦めずに、挑戦し続けることの大切さを伝え、「みらい」への勇気を与えます。
ぜひご覧ください。
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