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めざせパラリンピック!イメージ写真

クラス分けについて

視覚障がいの方が競技大会に参加する場合、クラス分けの判定を受ける必要があります。クラス分けについての規定を説明します。

クラス分けとは

パラリンピック、国際大会、国内の競技会などの競技性を持った大会では障害の程度が成績に影響しないように、障がいの程度に分かれる「クラス分け」の判定を受ける必要があります。
原則として、クラスの判定を受けていないと記録を公認してもうらことはできないため、事前にクラス分けの判定を受ける必要があります。

クラス分けの規定について

クラス分けの規則も競技ごとに異なります。
パラリンピックで採用される競技は、IPC(国際パラリンピック委員会)が定めた「国際クラス分け基準(IPC Classification Code)」に準じて、規則が定められています。この基準は、IBSA(国際視覚障害者スポーツ協会) も採用しています。

また全国障がい者スポーツ大会では日本国内独自の「障がい区分」と呼ばれるクラス分け規則があります。
現在、規定が2つに分かれていて範囲に若干差があります。これは今後の課題とも言えるでしょう。

視覚障がいのクラス分け一覧

IPC(国際パラリンピック委員会)
IBSA(国際視覚障害者スポーツ協会)
クラス名 区分内容
T11クラス
(B1)
視力0.0025未満(LogMar2.60より低視力)
T12クラス
(B2)
視力0.0025から0.032まで、または視野直径10度未満(logMAR2.6からlogMAR1.5まで)
T13クラス
(B3)
視力0.04以上0.1まで、または視野直径10度以上40度未満(logMAR1.4からlogMAR1.0まで)

  視力は良い方の眼の矯正視力(眼鏡やコンタクトレンズなどを使用した視力)

全国障害者スポーツ大会
クラス名 区分内容
B1(区分24) 視力0から0.01まで
B2(区分25) その他の視覚障害(障害者手帳の保持が条件)
   

   視力は矯正視力の和で判断する。視力の和を算出する際、光覚弁、手動弁は視力0、指数弁は視力0.01とする。  

豆知識

logMAR(ログマー)とは

logMAR(ログマー)とは国際的に使用されている視力の程度を表す単位です。
日本では、小数視力が一般的に使われており、数値が低いほど低視力を表していますが、logMARは小数視力と異なり数値が多いほど低視力であることを表わしています。

クラス分けの判定について

クラス分けの判定は、「クラシファイヤー」と呼ばれる資格を有している人が判定をします。
クラシファイヤーは、国際大会でクラス分けをするIPC Athletics公認の「国際クラシファイヤー」と、国内でクラス分けをする日本パラ陸上競技連盟公認の「国内クラシファイヤー」がいます。
クラス分けの判定には、クラシファイヤー2〜3名で選手のクラス分けの判定をしていきます。

クラス分けには以下3つの内容から判定をしていきます。

身体機能評価
障がいの種類や程度を判断するために理学的検査を実施
技術評価
適切なクラスを判断するために競技中と日常生活における動作能力を判断
競技観察
クラス分けを実施した大会の一番最初の出場種目を観察し、最終的にクラスを決定する

JBMAの強化選手も全員クラス分け判定を受けて競技会へ参加しています。
強化選手制度にご興味がある方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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