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BS-TBS開局20周年記念ドラマ:伴走者 3月15日(日)19時放送

いよいよドラマ「伴走者」の放送が迫ってきました。
 
あらすじ
ニューイヤー駅伝を前にしたある日、日和食品陸上部では登録メンバーの発表が行われた。
選外となった淡島祐一(吉沢悠)に陸上部監督・片瀬(鈴木浩介)がさらに言い渡したのは、戦力外通告=クビ。
妻の奈美(美村里江)は妊娠中、長男の速人(浅川大治)は中学受験を控えており、淡島は戦力外通告を受けたことを家族に言い出せない。
そんな淡島に、あるランナーから伴走者のオファーが舞い込む。
そのランナーとは元サッカー選手の内田健二(市原隼人)。
サッカーのスター選手だった内田は、4年前に不慮の事故に遭い、視力を失っていた。
ブラインドランナーとして再起を目指す内田の目標は、東京パラリンピック出場。
伴走者を引き受ければ日和食品に残れる…。淡島は内田の伴走者を引き受ける。

詳細は大会HPをご覧ください。こちら

ぜひ、ご覧ください!

 

2020ジャパンパラ陸上競技大会:大会エントリー案内

5月2日(土曜)、3日(日曜)の2日間に渡り、2020ジャパンパラ陸上競技大会が新国立競技場にて開催されます。

申込み締切が3月27日(金曜)必着となっておりますので、参加希望者は早めにお申し込みください。

 

エントリーや大会の詳細は大会公式サイトをご覧ください。こちら

写真は昨年の大会ポスターです

ブラインドマラソン歴代記録の更新

2020年パライヤーに入り、好記録が続々と誕生しています。
更新された記録をご紹介します。

1月26日 第68回勝田全国マラソン 
 
女子T13クラス 
松本光代 3時間20分36秒 歴代2位 初マラソン

2月2日 第69回別府大分毎日マラソン
 
男子T11クラス
唐澤剣也 2時間36分54秒 歴代2位
米岡 聡 2時間45分45秒 歴代5位
 
男子T12クラス 
山下慎治 2時間34分05秒 歴代4位
 
女子T11クラス 
井内菜津美 3時間12分55秒 世界新/日本新
金野由美子 3時間16分45秒 歴代2位
 
女子T12クラス 
道下美里 2時間54分22秒 世界新/日本新
近藤寛子 3時間12分08秒 歴代3位
藤井由美子 3時間14分08秒 歴代5位
西村千香 3時間21分13秒 歴代6位
 
切磋琢磨しながら、がんばっていきます。
引き続き、ご声援の程、よろしくお願い致します。

歴代記録はこちらをご覧ください。http://jbma.or.jp/blind/record/

 

 

 

 

 

2020World Para Athletics マラソン ワールドカップ:派遣選手

以下の選手を表記大会の代表選手として派遣致します。
 
男子 T11-T12クラス
クラス、氏名、カナ、所属、自己記録、大会名の順
T12 熊谷 豊 クマガイ ユタカ 三井住友海上 2:25:11 19福岡国際
T12 山下 慎治 ヤマシタ シンジ シーズアスリート 2:34:05 20別府大分

女子 T11-T12クラス
T12 西島 美保子 ニシジマ ミホコ JBMA 3:11:33 03大阪国際 
T12 青木 洋子  アオキ ヨウコ NTTクラルティ 3:09:55 19防府読売
T12 近藤 寛子  コンドウ ヒロコ 滋賀銀行 3:12:08 20別府大分
T12 藤井 由美子 フジイ ユミコ びわこタイマーズ 3:14:05 20別府大分
 
以上、男子2名・女子4名 計6名
 
大会概要
開催日:2020年4月26日 
開催場所:ロンドン/イギリス
共催:ロンドンマラソン
 
PDFはこちらからご確認ください。

 

 

 

メディア掲載情報:「金」射程! 練習環境が変わり「念願」が・・・ 【熊谷 豊 選手】:J-CAST

東京パラの推薦内定が決まっている熊谷豊(クマガイ ユタカ)選手の記事となります。
昨年12月に行われた、福岡国際マラソンでは2時間25分11秒の自己ベストをマーク。
現在も好調をキープしており、今後の活躍が期待されます。
記事はJ-CASTのHPからご覧ください。こちら

 

第69回別府大分毎日マラソン大会:PART2(広報インターン記事)

今大会では、男子に負けないぐらい、女子の活躍も光った。T12クラスでは道下美里選手(三井住友海上)、T11クラスでは井内菜津美選手(みずほFG)が、世界記録を上回る速さでゴールした。
暖かい気候が好きだという道下選手。そんな道下選手に天が味方したかのように、当日の空は青空で、暖かな日差しがさしていた。
大会4日前にはポイント練習をし、前日も軽く走った。12月に行われた防府読売マラソンに出場した際、30㎞以降で失速してしまったことを反省し、この1ヶ月の間に40㎞走を2回行った。通常、陸上選手は大会前になると練習量を落とす。道下選手も今まではそうしてきていたが、今回はぎりぎりまで強度の高い練習を行ったそうだ。「今回初めての試みなので、上手くいくかはわからない。」と大会前に話していたものの、自身が持つ世界記録である2時間56分14秒を2分近く上回る、2時間54分22秒でゴールするという結果になった。
スタート後は、集団の中で、一生懸命伴走者が誘導しながら走る様子が見られた。注目選手ということもあり、中継車が近くにつくこともあったそうだ。一見走りにくそうだったため、世界記録といえども、もう少し走りやすかったらもっとよい記録が出たのではないかと思った。しかし、大会後に道下選手に話を伺うと、思いがけない言葉が返ってきた。
「市民ランナーの方々が視覚障害を持つ選手のことを認知してくれていて、道をつくってくれたんです。しかも、給水の時に伴走者が「71番(道下選手のゼッケン番号)給水取ります!」と言うと、周りの方が「71番給水取ります!」「71番給水取ります!」と言ってどんどん伝言してくれました。沿道で声を出して応援してくれる人もいました。やっぱり、世界記録はみんなで協力しないと取れないんだなって思いました。」
本大会は、市民ランナーでも制限時間が3時間30分以内という、非常にレベルの高い大会だ。もちろん、自分の記録を狙っている人もいるだろう。そんな中でも、道下選手に配慮し、思いやりのある走りをした人が多くいたということは、とても素晴らしいと思った。
前回の防府読売マラソンで思うような結果を出すことができず、大会後に本大会への出場を決めた道下選手。そんな向上心と、素敵な笑顔、そして周りの人への感謝を忘れない様子が、みんなを惹きつけるのではないかと思った。
 
写真1:スタート前、応援に笑顔を見せる道下選手と、奥から見守る青山ガイド。
 
井内選手は、自己ベストを10分以上上回る、3時間12分55秒でゴールテープをきった。
昨年8月からみずほFGに所属して練習を積んでいる井内選手。練習環境が整ったことも、さらに記録更新に拍車をかけた。また、高低差の激しいコースを走る、かすみがうらマラソンで自己ベストを出した経験があることも、自分の中の自信になっていた。
 前日には、消化のよいものを食べることを意識し、うどんを食べたそうだ。大会が開催された大分県には、とり天や団子汁といった美味しいものがたくさんある。大会終了後に話を聞くと、「今日は祝杯をあげる。伴走者と相談し、美味しいものを食べたい。」と語ってくれた。
 
写真2:力強く走り去っていく、井内選手。
 
さらに女子はパラリンピックへの推薦3枠目も決定した。道下選手に次いで2位に入賞した青木洋子選手(T12、NTTクラルティ)が内定した。青木選手は、昨年8月に行われた北海道マラソンでは、西島美保子選手(T12、福井市陸協)に次いで惜しくも3位となり、推薦内定を逃した。そこから約5ヶ月、努力を重ねた。
推薦内定の1番の決め手となったことを聞いてみると、「伴走者みんなのおかげ。ありがとうと伝えたい。」と少し興奮気味に答えた。今回共に走った2人の伴走者以外にも、青木選手を支えるガイドがいる。その方々に対しても、感謝の言葉を繰り返し述べていた。「ありがとう」という青木選手の気持ちは、きっと支えてきた伴走者にも届いているだろう。パラリンピックでのさらなる活躍に注目だ。
 
写真3:交代した奥村ガイドに、手を挙げて答える青木選手。後方左から、青木選手、奥村ガイド、高田ガイド。

 

 

本大会によって、昨年4月のロンドンマラソンから行われてきた、パラリンピック出場枠の争いは幕を閉じる。6月頃に正式な出場人数とメンバーが決定し、9月に本番を迎える。
私は、昨年8月の北海道マラソンから、広報インターン生として、ブラインドマラソンの取材に関わらせてもらってきた。また、同時期から、自分自身も市民ランナーの伴走を始めた。全体を通して、伴走者が選手を一方的に支えているのではなく、選手と伴走者が共に支え合うことで「ブラインドマラソン」という競技は成り立っているということを感じた。
本大会で、女子の近藤寛子選手の伴走を務めた川嶋さんは、伴走を始めて約15年になる。現在は週に5~6回練習を行う。伴走を続けるモチベーションとなっているのは、「誰かのために走る」ということだ。1人だったら頑張れないことも、2人だったら頑張れる。ブラインドランナーの走りによって、伴走者も励まされているのだ。
 
写真4:3位に入賞した近藤選手
 
パラリンピックまで約半年。男子の堀越選手は、「ぜひ、ブラインドマラソンをやってみてほしい。百聞は一見にしかずというように、やってみてわかることもある。」とブラインドマラソン普及への思いを口にした。この素晴らしい競技を多くの人に知ってもらえるよう、私は一連の取材を通して感じた思いを多くの人に広めていきたいと考えている。そして、パラリンピックの際、沿道が多くの応援の声で埋め尽くされることを願ってやまない。
 

写真5:本大会に出場した選手と伴走者たち。それぞれの思いをつなぎ、ゴールへと向かう。
 
記事・写真 東京農業大学 田中 志穂
 

第69回別府大分毎日マラソン大会:PART1(広報インターン記事)

パラリンピック前の最後の一戦。
2月2日(日)に大分県にて、第69回別府大分毎日マラソンが開催された。
昨年4月に行われたマラソン世界選手権(ロンドンマラソン)、8月に行われた北海道マラソンに続く、パラリンピック出場権の内定をかけた選考レースだ。本大会をもって推薦内定者が最終決定する。
昨年12月に行われた防府読売マラソンで好記録を出した選手も多くおり、周囲の期待は一層高まっていた。多くのメディアもブラインドランナーの様子について報じた。
 
前日に行われた記者会見では、男子は堀越信司選手、岡村正広選手、山下慎治選手、女子は道下美里選手、青木洋子選手、近藤寛子選手の計6名が出席した。大会前日ではあるが、終始和やかな雰囲気だった。また、テレビ放送についても多くの選手が触れていた。特に、関西地域で、視覚障がいを持つランナーのゴールの様子が放送されないことを残念がっていた点が印象的だった。テレビ局の都合もあるが、関西地域でもブラインドマラソンを応援する輪が広がってほしいと感じた。
 
当日、1番にゴールテープをきったのは、男子の堀越信司選手(T12、NTT西日本)。
「距離走をベースにした練習を行っているが、今回は少なかった。応援の声を力にして、今できることをしっかりやりたい。」と前日に語っていた。6㎞の給水地点でテーブルに激突するといったアクシデントもあったが、言葉通、今できる力をしっかり発揮した。ここ最近は故障で苦しんでおり、昨年8月に行われた北海道マラソンでは途中棄権する場面もあった。パラリンピックまで残り約7ヶ月。最高の結果を出せるよう、さらにコンディションを整えていく。
 
写真1:表彰式で表彰を受ける堀越選手
 
次に競技場へ入ってきたのは、高井俊治選手(T13、D2C)。トラックとマラソンならどちらが好きかという問いには、「マラソンの方が好き。」と答えていた。残念ながらT13クラスはパラリンピックでマラソンが実施されないため、トラック競技での出場を目指す。
ちなみに、一番好きなマラソン大会は北海道マラソンだそうだ。昨年は、視覚障がい者男子の部で優勝した。しかし、今年はオリンピックのマラソンが札幌で開催される影響で、中止が決定している。この別府大分毎日マラソンは、一昨年出場したが、2位という結果だった。今回再び2位だったことに、悔しさをにじませていた。
大好きなマラソンでパラリンピックを目指すことは叶わず、北海道マラソンも今年は中止。なかなか良い条件には恵まれないが、それでも「マラソンを走ることで他の選手に刺激を与えたい。」と競技に前向きに取り組んでいる。そして、高井選手の一番魅力的なところは、誰よりも礼儀正しいところだ。取材で声をかけると、必ず「いつもお世話になっています。」と高井選手の方からも声をかけてくる。パラリンピックで花開くよう、これからも応援していきたい。
 
写真2:表彰式でトロフィーを受け取る高井選手
 
男子の3位となったのは、昨年12月に行われた防府読売マラソンで優勝を飾った山下慎治選手(T12、シーズアスリート)。パラリンピック出場内定に必要な2時間33分49秒にはわずかに及ばず、2時間34分05秒でゴールした。悔しさが残ったものの、自己ベストを約5分更新する素晴らしい走りだった。
前回の防府読売マラソン後からは、強度を上げた練習を重ねてきた。
後半ガイドの野本哲晃さんによると、今までよりも速い設定タイムで走ることができているそうだ。最近の好調について理由を聞いてみると、今まで積み重ねてきた練習の結果がでているのではないか、と山下選手は述べた。「タイムは1秒でも速く。」という言葉をスタート前に口に出すほど、パラリンピックへの思いは誰よりも強い。
5㎞を約18分で走ると、折り返しの10㎞~15㎞ではさらにペースを上げ、15㎞以降はまた5㎞ごとに約18分のペースを刻んだ。ただ、30㎞~35㎞で少しペースが落ちた。練習も上手くいっており、コンディションがよかっただけに、パラリンピック出場内定に必要なタイムに届かなかったことについて、山下選手は悔しい思いを口に出していた。
大会終了後にインタビューをしていると、野本さんと山下選手が楽しそうに掛け合いをしている様子が印象的だった。野本さんは、1月の週末は全て山下選手との練習に費やしていたそうだ。2人とも笑顔で話している様子を見て、なんでも言い合える関係が、記録更新につながっているのではないかと感じた。さらに、山下選手を支えるのは、練習で伴走を務める人達が集まる「チーム山下」の存在だ。まだまだ成長中の山下選手。これからの結果にも期待していきたい。
 
写真3:池澤ガイドから野本ガイドへの伴走の引継ぎ。左から、山下選手、野本ガイド、池澤ガイド。
 
男子では、他にも自己ベストを出した選手がいる。唐澤剣也選手(T11、群馬社福事業団)である。2017年の第48回防府読売マラソンで出した自己ベストを10分以上上回る、2時間36分54秒という記録でゴールした。前回の自己ベストを出した時と同じく、星野和昭さんと茂木洋晃さんがガイドを務めた。
唐澤選手は、5000mでのパラリンピック出場に内定している。後半の伴走者を務めた茂木さんは、昨年の11月に行われた世界パラ陸上に唐澤選手と共に出場し、東京パラ出場の内定を得た。茂木さんが伴走を始めたきっかけは、通っていた治療院の先生に誘われたことだそうだ。大学時代は陸上部で選手として走った後、現在は伴走者として活躍している。
パラリンピックに向けて、さらなる高みを目指していく。
 
写真4:星野ガイドから茂木ガイドへの伴走の引継ぎ。左から、星野ガイド、茂木ガイド、唐澤選手。
 
PART2へ続く。
 
記事・写真 東京農業大学 田中 志穂
 

第4回京都ふれeyeブラインドマラソン:伴走者募集延長

3月20日(金曜・祝日)に京都府亀岡市のサンガスタジアムにて開催される第4回京都ふれeyeブラインドマラソンにて、伴走者の募集を行っています。
詳細は大会HPを確認の上、大会事務局までお問合せください。募集の締め切りは2月16日(日曜)となります。
 
お申し込み・お問い合せ先
一般財団法人 角谷建耀知財団
京都ふれeyeブラインドマラソン事務局
〒600-8008 京都市下京区四条烏丸長刀鉾町22 三光ビル9階
TEL:075-213-6278 (9:00~17:30 土日祝除く)
FAX:075-213-8825
E-Mail::marason@blueberryeye.co.jp

大会HPはこちら
 
ご協力、よろしくお願いします。

 

第69回別府大分毎日マラソン大会:強化指定選手コメント

堀越信司 2:31:53 
多くの方々にご支援・ご声援をいただき、本当にありがとうございます。
今回は、タイム的には大幅に目標に届かず不甲斐ないものになってしまいました。
しかしながら、序盤からアクシデントに見舞われたり、かなり苦しい走りになりつつも、絶対に諦めない・投げ出さない・どんな状態でもその時の力を出し切るという走りはできたと思います。
今までのマラソンの中でもトップレベルに苦しみましたが、ブレずに最後までこの姿勢を貫くことができました。
こういった姿勢が、結果として優勝に繋がったのではないかと考えています。これは、東京パラリンピックを見据えた上で、かなり大きな収穫です。
みなさんの声援にもとても救われました。心から感謝しています。
とはいえ、このような走りになってしまったのは自分の力不足以外ほかなりません。
多くの課題をひとつずつクリアしていき、東京パラリンピックではメダルを獲得したいと思います。
引き続き、ご声援・ご指導をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
 
高井俊治 2:33:37  
今回は東京2020パラの最終代表推薦選手選考会と視覚障がいマラソン日本選手権を兼ねて実施されました。
私のT13クラスは東京大会では実施されないので別大マラソンで何としても優勝を目指して参加させて頂きました。
コンディションも良かったので前半から攻めの走りでレースを展開しましたが想定していたペースより、序盤から数秒ずつ速くなりそれが結果的に後半の走りに響いて優勝と自己新は叶いませんでした。
昨年の北海道マラソンの時より前半の10kで約1分速く通過し、それでも最後まで粘りの走りで33分台と2nd bestで表彰台には上がることができ、最低限のマラソンはやれたかなと思います。
今後の課題は当日のコンディションを的確に判断して臨機応変なレースを出来るようにすることです。沢山のご声援ありがとうございました。
 
山下慎治 2:34:05
12月の防府読売マラソンからさらに自己ベストを5分08秒と大幅に更新することができました。
しかし今大会で目標としていた2時間33分49秒に16秒足りずに、推薦枠を勝ち取れなかった悔しい想いの方が強いです。
ただ、この結果は高い目標を目指して伴走者の皆さんと一緒に練習を取り組んできて、レースでも恐れずに攻めた走りです。
いま自分にできる最高の走りを伴走者の方と一緒にできたので、後悔はありません。
またレース中、苦しいときの沿道からの応援が本当にチカラになりました。
皆さまの応援があるからこそ、最後の最後まで諦めずに攻めの走りができたこと感謝いたします。
引き続き更なる記録更新を目指しますので、今後も応援よろしくお願い致します。
 
唐澤剣也 2:36:54
11月の世界パラ以降、短い期間ではありますが今回の別大に向けて走り込んできました。
昨年の別大では悔しい思いをしたので、そのリベンジををしたいという気持ちでトレーニングを積んできました。
結果は2時間36分54秒と大幅に自己ベストを更新することができました。
今回のレースを春以降のトラックレースにつなげて行きたいと思います。
応援してくださった皆様、サポートしてくださった皆様、ありがとうございました。
 
米岡聡 2:45:45 自己ベスト   
いつもたくさんのご支援ご声援、ありがとうございます。
今回の別大マラソンでは、目標にしていた自己ベストを更新することができました。
結果、内容とも、自分の中では満足いく走りができました。
また、次の舞台に向けて、自分なりにしっかりと一歩ずつレベルアップしていきたく思っておりますので、今後ともご支援ご声援いただけますと幸甚です。
今回も大会運営に携わってくださった皆様、伴走者の二人はじめ、皆様、本当にありがとうございました。
 
勝丸真至 2:47:58
暑くなることを予想し、前半は控えめのペースで入りましたが、結局ペースを上げることが出来ず、ズルズルとそのままゴールを迎えてしまいました。
年始から調子があがらず、またスペシャルドリンクを作るのに失敗したりと(塩を入れすぎ、飲めば飲むほど喉が乾く)いろいろ噛み合っていなかった感じですが、これが今の実力だと思います。
次回のかすみがうらマラソンに向けて、引続き頑張ります。
最後にスタッフ、大会関係者の方々、いろいろお世話になり本当にありがとうございました。
 
谷口真大 2:48:43 
東京2020パラリンピックへの最終選考であったこのレース。
結果として、私自身の今の走力では戦えるレベルに届いていなかった。
それまでの練習はもちろん、調整も踏まえてフルマラソンに対しての準備というところが今の私自身の課題と思っている。
一方で、多くの強化選手と共に同じレースを走れたことは大きな収穫であったし、自己ベストや世界新記録から新たに刺激をもらったのは確かである。
今後は5000mに向けて最後の勝負になる。最後の最後まで全力を尽くして東京を取りにいく。

岡村正広 3:10:32
今回は東京パラリンピック最終選考レースということで、最後の1枠を勝ち取るため、周到な準備をしてレースに臨みました。
しかし、レースでは途中から膝が痛み出したことで大きく失速し、3時間10分32秒という結果に終わりました。
これで東京パラリンピック出場は断たれたことになります。精一杯やり切った上での結果ですので、悔いはありません。
なお、今回をもちまして強化指定選手として走る最後のレースとしたいと思います。これまで多くのご声援ありがとうございました。
 
写真1:記者会見に参加した選手たち。左から堀越選手、岡村選手、山下選手、道下選手、青木選手、近藤選手。 

道下美里 2:54:22 T12世界新記録 
いつも応援ありがとうございます。別大は昨年末の防府で果たせなかった自己記録更新を目標に走りました。
青山さんの盤石なガイドのおかげで序盤の人ごみでの接触もなくスムーズにペースにのることができました。
慎重にペースを刻み、後半の向かい風や傾斜のある路面も志田さんの安定した指示で集中して走れ、思い描いた通りのペースアップができました。
大きなプレッシャーの中で、しっかりイメージどおりの走りができたことが何よりの収穫でした。
大会参加にあたり支え協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
    
青木洋子 3:10:40 
別府大分マラソン、今回東京パラリンピック最終の推薦内が決まる大会でした。
2位以内でゴールすることが目標で、達成することができました。
いつも支えてくれるみ伴走者、会社の方々、家族、応援してくれる周りのみなさんがいるからです。
本当にありがとうございました。
大会関係者の方々など、関わっていただいたみなさまに感謝します。
これからもよろしくお願いします。
  
近藤寛子 3:12:08 自己ベスト
3時間12分08秒、自己新での3位入賞でしたが推薦枠にはひとつ及びませんでした。
これまでの人生と、これからの人生をかけて挑んだ試合。
自己ベストのうれしさより悔しさがこみあげてきますが、手術やケガで思うようにならない体を、2ヶ月足らずでここまで仕上げてくださった方々、支え応援くださった方々に感謝しかありません。
これからのことはまだわかりませんが、今回のレース展開から、まだまだ上げていけると感じました。
もっと強く、速く、楽しく!そんな、のびやか選手を目指していきたいと思います!
たくさんの応援を本当にありがとうございました!
   
井内菜津美 3:12:55 T11世界新記録 
別大で大幅な自己ベスト更新をして東京パラリンピックに出場する」という目標を持ってトレーニングしてきました。
その結果3時間12分55秒のt11世界新記録を出すことができました。
この記録は私一人のものではなく、日々サポートいただいている方々や応援してくださる方々がいてこそ出せたものです。
本当にありがとうございます。
この大会でのパラリンピック出場はなりませんでしたが、1500mでの出場を目指し、トレーニングを続けていきます。
この結果を自信に変えて頑張りますので引き続きよろしくお願いします。
   
藤井由美子 3:14:05 自己ベスト
3時間15分切りを目標にスタートしました。
周りのペースに惑わされ ハイペースになってしまい、30キロ過ぎてからは落とさないようにするのが精一杯でした。
応援してくださった方々の励ましを胸に 最後までで気を抜かず頑張ったつもりでしたがタイムは落ちるばかりでした。
自己ベストを出すことができましたが 順位は悪く複雑な心境です。
いつもながら 仲間や沿道で応援してくださった方々、お世話になった皆様 本当に ありがとうございました。
 
金野由美子 3:16:45 自己ベスト 
今回の目標は、ハイパフォーマンススタンダードの3時間15分29秒を切ることでした。
自分にとっては少し高い目標でしたが、当たって砕けろの気持ちで挑戦しました。
気合いが入り過ぎて序盤の入りが予定より早くなってしまい、結果最後まで苦しむレースになってしまいました。
それでも、これまで積み上げてきた練習の成果と、伴走者さんの的確なサポートのおかげで、最後まで気持ちを切らさず走り切ることができ、防府に続きベストを更新することができました。
パラの選考には入れず、悔しい気持ちもありますが、満足もしています。これからもあきらめず、自分への挑戦を続けたいと思います。
ありがとうございました。
 
西村千香 3:21:13 自己ベスト
今回は東京パラリンピックの最後の推薦内定がかかった大会だった事でしっかりと練習を積み納得のいく手応えを感じたまま挑んだレースでしたが結果を出す事はできませんでした。
前半の給水のアクシデントやペース配分などまだ経験のなさを痛感するところがたくさんあったレースでした。
これも今の自分自身の走りの全てだと思います。
今回たくさんの応援をくださいました皆様、日々の練習の伴走 支えになってくださった皆様、沿道よりたくさんの声援を送ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
 
写真2:表彰式後の堀越選手と道下選手の男女優勝者。 
 

第69回別府大分毎日マラソン大会:メディア掲載記事まとめ

別府大分毎日マラソンの模様を多くのメディアにて紹介していただきました。
全文閲覧可能な記事をまとめました。

毎日新聞 掲載記事

道下が世界新2時間54分22秒 男子・堀越とアベック連覇 こちら

机に突っ込み転倒、諦めず優勝 堀越「今後につながる」 こちら
 
「ここで勝たなきゃ東京で勝てない」道下、耐えて世界新 こちら
 
青木、30キロで2位浮上 前回失速の終盤で成長 こちら
 
近藤さんパラ推薦枠逃す 昨年の乳がん手術から復帰 こちら
 
視覚障害二つの世界新 道下、井内「こんな私でも達成できた」 こちら
 
「見えないことを利用し集中力高める」 別大視覚障害者マラソン醍醐味と楽しみ こちら
 
写真特集 こちら

 

スポーツニッポン 掲載記事

道下美里 マラソン視覚障害女子で世界新!自らの記録を1分52秒更新「やりました!」 こちら

 

西日本スポーツ 掲載記事

3位山下慎治「自己ベスト出せたけど」東京内定ならず こちら 
 
世界記録1分52秒更新の道下美里「一年ずっとトンネル抜け出せず」 こちら
 
世界記録更新の道下美里、涙の理由 調整わずか1カ月…予定外の出走 こちら

 

第69回別府大分毎日マラソン大会 兼 第20回日本視覚障がい男子マラソン選手権大会 :リザルト

2月3日に開催された別府大分毎日マラソン、IPC登録の部のリザルトです。
左から順番に順位、記録、選手名、競技クラス、所属、都道府県、伴走者、備考となります。

男子
1 2:31:53 堀越信司  T12  NTT西日本        大阪 
2 2:33:37 高井俊治  T13  D2C           徳島  
3 2:34:05 山下慎治  T12  シーズアスリート    福岡   池澤暁   野本哲晃 
自己新
4 2:36:54 唐澤剣也  T11  群馬社福事業団     群馬   茂木洋晃  星野和昭 自己新
5 2:45:45 米岡聡   T11  三井住友海上      神奈川  柳澤威臣  宗形淳史 自己新
6 2:47:58 勝丸真至  T13  ウインドラン      東京
7 2:48:43 谷口真大  T11  ダイアログインザダーク 大阪   母原利之  横部貴之
8 2:54:02 加治佐博昭 T11  JBMA          栃木   豊島聡   北村拓也
9 3:10:32 岡村正広  T12  Run Web          千葉  
10 3:10:45 福原良英  T11  JBMA          東京   石川裕久
11 3:17:23 福永智洋  T12  長居わーわーず     大阪   久一清志  服部努
DNF  羽立祐人  T12  北極星AC         北海道  大槻学   青木健祐
 
女子
1 2:54:22 道下美里  T12  三井住友海上      福岡   青山由佳  志田淳 T12クラス世界新
2 3:10:40 青木洋子  T12  NTTクラルティ     東京   高田裕之  奥村直樹
3 3:12:08 近藤寛子  T12  滋賀銀行        滋賀   金子太郎  川嶋久一
 自己新
4 3:12:55 井内菜津美 T11  みずほFG         京都    澤田秀樹   鈴木洋平 T11クラス世界新
5 3:14:05 藤井由美子 T12  びわこタイマーズ    滋賀   上島学   武田浩志 自己新
6 3:16:45 金野由美子 T11  JBMA          東京   成田フサイ 落合新 自己新
7 3:21:13 西村千香  T12  岸和田健康クラブ    大阪   宮里康和  三野貴文 自己新
 
写真:女子T12クラスで世界新記録をマークした道下選手と伴走者の志田さん
写真提供・毎日新聞社