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北海道マラソン2017 エントリーリスト

北海道マラソン2017が8月27日に開催されます。

この大会は2020東京オリンピック代表選手選考競技会へとつながる
グランドチャンピオンシリーズの初戦として実施されます。
ブラインドランナーも強化指定選手が2020年の同時期に行われる
パラリンピックへ向けた夏マラソン対策として、参加いたします。

エントリーリストをナンバーカード、選手名、伴走者名の順でお知らせします。
154 熊谷豊
155 高井俊治
156 谷口真大 母原利之 松垣省吾
157 羽立祐人 大槻学 中山祐作
158 山下慎治 今井康太 坂梨史典
159 高橋勇市 宇部達 近藤充廣
160 加治佐博昭 豊島聡 高久亮
161 福原良英 鈴木健
223 藤井由美子 上島学 中島貴明
224 安部直美 上川英一郎 藤原慎太郎
225 青木洋子 横山牧子 片山麻美
226 金野由美子 松浦幸雄
227 井内菜津美 日野未奈子 吉川晋治

ご声援、よろしくお願いします。

「日本ブラインドマラソン協会」 協会名称の変更について

6月に開催された平成29年度定例総会において協会名称を日本ブラインドマラソン協会に変更することが承認され、定款変更の認証と新名称の登記の手続きが、8月3日に完了いたしました。

協会名称の変更は、協会役員や会員の皆さんを始め、多くの関係者が長年に亘り提言をしてきましたが、来る東京パラリンピック開催時にも通用する協会英語名称と同じ「ブラインドマラソン」とすることになりました。

ブラインドという言葉は、全盲の人たちだけを指すのではなく、WHO(世界保健機関)の定義でも、障害の程度の軽いクラスの視覚障がいまで含めた言葉とされています。協会創設時の英語名称にもその意味が込められ、当初から世界に先んじて多くの国際大会を開催してきたことにも現れています。

また、今後も愛称のJBMAを継承できることからも新名称が皆さんに受け入れられ、一層親しんでいただけるものと願っております。

WPA Championships ロンドン大会 T13男子5000mレビュー

7月16日、T13・T12という障がいに配慮して、ロンドン現地時間12時10分という明るい時間帯に
T13男子5000mが実施された。お昼だが気温は18度と涼しい。
T13クラスのレースだが、障がいの程度がT13より重いT12の選手が参加できるため、T12・T13のコンバインド種目として実施。
エントリー8名のうち2016リオパラリンピックのチャンピオンのケニアのキルワが欠場し7名が出場。
うちT12クラスが3名、T13クラスが4名となり、T12クラスは全員が単独走の選手のため、伴走者と共に走る選手がいないレースとなった。
 
レースはT12クラスの世界記録の13分53秒76という飛びぬけた記録を持つモロッコのエルアミン、2016
リオパラリンピックのチャンピオン、ケニアのコスケイ、14分33秒33のT13クラスの世界記録保持者、
チュニジアのアロウイらが中心となる。
 
号砲一発、直後からエルアミンが先頭に立ち、最初の400mの通過はなんと64秒3で通過。縦長の隊列を率いて軽快に飛ばしていく。
1000mの通過が2分43秒だが、後続も2分46秒とそれ程差が広がることなく続いていく。
2位集団はコスケイ、アロウイにT13でエルアミンと同郷のモロッコのベニブラヒムの3名が集団で追いかけていく。
レースは淡々と進み、エルアミンの2000mの通過は5分35秒、3000mが8分31秒と早いペースで進み、後続の3名も3秒差のまま続く。

エルアミンに異変が見られたのは残り4周となった3400m過ぎ。表情がゆがみ出し、動きに硬さが見られるようになってきた。
4000mを11分29秒で通過するも、明らかに後続との差が詰まってくる。
4200m手前で2位集団をベニブラヒムが引っ張り始めると一気に差が詰まり、4200m過ぎには後続の3名
の集団が一気にエルアミンを抜きさっていく。そうなるとエルアミンは戦意喪失。走るのを止めてしまい、途中棄権(DNF)。
写真:レースを止めたエルアミン
レースは残り2周となり一気に佳境へ。3名のデッドヒートが展開される。
まずコスケイが離脱し、ベニブラヒムとアロウイの一騎打ちの様相へ。勝負は残り1周となる4600mを13分17秒で2名が通過し、ラスト1周へ。
ここで3位にカナダのアレットが浮上。なおも鮮烈なスパートで先頭を追いかける。
ラスト100mをベニフラヒムとアロウイが肩を並べて同時に通過し、スパートの掛け合いに。
気力を振り絞り、お互い一歩も引かないスパート合戦となるも、勝負はラスト20mで決着。ベニフラヒムがアロウイを制してトップでフィニッシュ。
アロウイが秒差で続く。記録は優勝が14分20秒69、2位が14分21秒69。
3位にはアレットがなだれ込み、アレットのラスト1周のラップは61秒と見事な追い込みであった。
3人がそれまでの世界記録を上回るT13クラス史上最高のレースが繰り広げられた。
写真:フィニッシュ前のラストスパート
大会結果
順位、氏名、国名、クラス、記録の順番。
1位 ベニブラヒム モロッコ T13 14分20秒69 世界新
2位 アロウイ チュニジア T13 14分21秒69
3位 アレット カナダ T13 14分23秒24
4位 コスケイ ケニア T12 14分24秒48
5位 ウィテツキー ポーランド T13 15分00秒10
6位 ベレジアク ウクライナ T13 15分16秒78
DNF エルアミン モロッコ T12

2017ジャパンパラ陸上競技大会 エントリー開始

2017ジャパンパラ陸上競技大会のエントリーが開始されました。
今大会はJBMA会員であれば、参加可能ですが、指定大会で参加標準記録を突破している必要があります。
標準記録を突破していない方は、協会からの推薦にて参加できます。
参加の意思がある方で標準記録未突破の方は協会まで連絡ください。
競技力を考慮して推薦の有無を検討させていただきます。
 
以下、大会概要です。
開催日:9月23日(土)、24日(日) 開会式22日(金)
会場:とうほう・みんなのスタジアム(県営あづま陸上競技場) 
申込締切:8月21日(月)消印有効 
参加料金:1人種目につき2,000円
実施種目:23日(土曜)1500m/10000m、24日(日曜)800m/5000m 
1500mにおいては、予選実施時は23 日(土曜)に予選、24 日(日曜)に決勝を行なう。との記載あり。
標準記録:
男子:800mT11:2分55秒、T12・13:2分50秒、1500mT11:6分20秒、T12・13:6分10秒、
5000m全クラス:22分00秒、10000m全クラス:45分00秒
女子:800mT11:3分30秒、T12・13:3分25秒、1500mT11:7分00秒、T12・13:6分40秒、5000m全クラス:28分00秒
対象大会:平成28年、29年のジャパンパラ、日本選手権、関東パラ、大分陸上、その他IPC公認大会、
日本パラ陸連主催大会となります。
エントリーに関する詳細はJPSAの大会HPを確認ください。こちら

WPA Championships ロンドン大会 T11男子5000mレビュー

7月15日、ロンドン現地時間20時。湿度が72%あるものの気温22度という、涼しい条件の元、
日本から和田伸也選手(蓑和廣太朗ガイド)、谷口真大選手(松垣省吾ガイド)の2名が参加して
T11男子5000mのレースが行われた。
エントリーは10名であったが、ケニアの2名が欠場となり、8名でスタート。
 
スタート直後からチリのバレンズエラ選手が引っ張り、400mを73秒5、和田選手5番手、谷口選手6番手で
通過してレースが始まった。
バレンズエラ選手が先頭でレースが進み、2000mを6分21秒、和田選手は3番手に上がり6分22秒、
谷口選手が6位集団の3名を引っ張り6分30秒で通過。
 
2000m過ぎのホームストレートで2016リオパラリンピックの同種目のチャンピオン、ケニアのキマニ選手
が満を持して先頭に立ち、引っ張り始める。2400m手前では、バレンズエラ選手の伴走者が交代。
競技規則では5000m以上の種目では、伴走者を一回だけ交代し、2名のガイドが認められている。
交代はスムーズに行われ、レースは後半へ。
 
写真:バレンズエラ選手の伴走者交代
先頭がキマニ選手に変わったが、ペースはそれまでと変わらず、1周を76秒程度のペースで進む。
3000mはキマニ選手とバレンズエラ選手が9分33秒で通過。和田選手は9分36秒で3秒差の4位と
エクアドルのカストロ選手に抜かれながらも粘りの走りで続く。
 
3200mで和田選手が再び3位へ浮上。4000mでは先頭から4位までが3秒毎に等間隔となり、
キマニ選手12分42秒、バレンズエラ選手12分45秒、和田選手12分48秒、カストロ選手12分51秒で通過。
谷口選手は6位をキープしながら13分13秒で通過し、勝負はラストの1000mへ。
 
写真:4000m手前の上位4選手
和田選手は懸命に2位のバレンズエラ選手を追うが、バレンズエラ選手は2012ロンドンパラリンピックの
この種目のチャンピオンということもあり、残念ながら届かず。しかし、IPC公認大会の自己記録となる
15分54秒29の3位でフィニッシュし、銅メダルを獲得!
和田選手はこれで、2011クライストチャーチ大会から4大会連続でメダルを獲得するという偉業を達成。
谷口選手もIPC公認大会での自己記録となる16分22分19の6位で走り切った。
 
優勝したキマニ選手はラストの1000mは3分を切る2分59秒。世界トップの強さを見せつけられた。
 
大会結果
順位、氏名、国名、記録の順番。
1位 キマニ ケニア 15分41秒54
2位 バレンズエラ チリ 15分49秒63
3位 和田伸也 日本 15分54秒29
4位 カストロ エクアドル 16分03秒19
5位 ガルシア スペイン 16分09秒28
6位 谷口真大 日本 16分22秒19
7位 カサー トルコ 16分30秒04
8位 アルベス ポルトガル 16分39秒90
 
写真:優勝したキマニ選手(右)とガイドのBOIT James

第1回「緑と水の郷」秋川渓谷マラソン兼秋川渓谷ブラインドマラソン

東京都あきる野市にて第1回目の大会が行われる「秋川渓谷マラソン」に
視覚障がい者の部を設置していただくことになりました。
大会概要は以下となります。
大会名:第1回「緑と水の郷」秋川渓谷マラソン兼秋川渓谷ブラインドマラソン
期日:2017年10月15日(日曜日)
会場:秋川橋河川公園
種目:ハーフマラソン、10km、3km
部門:視覚障害男子、女子
参加料:ハーフマラソン5000円、10km3000円、3km2000円
表彰:各部門3位まで
エントリー締切:2017年8月31日(木曜日)
詳細は大会HPをご覧ください。こちら
エントリーはRUNNETからとなります。こちら
記念すべき第1回大会となります。奮ってお申込みください。

WPA Junior Championships 2017 Nottwilの開催について

8月3日から6日までスイスのノットウィルにて
第1回世界パラ陸上ジュニア選手権大会が開催されます。
残念ながら日本から視覚障がい中長距離種目へのエントリーはありませんが、
未来のパラ陸上のスター候補の多くが参加します。

日本からはパラ陸上競技連盟から男子9名、女子3名が派遣されます。
日本選手の情報はパラ陸連のHPをご覧ください。

大会公式サイトはこちらを確認ください。

小学館 ビッグコミック連載中『ましろ日』 唯一無二!伴走マラソン漫画!!

小学館のビックコミックスで連載中の『ましろ日』(原作・香川まさひと 作画・若狭星)の
コミックス1巻が7月28日に発売されます。
絶望と希望が交錯する奮闘の物語です。
ぜひ一度ご覧ください。

第1話はビックコミックBROS.netからご覧いただけます。こちら

(c)香川まさひと・若狭星/小学館「ビッグコミック」連載中

メディア出演情報 三菱電機株式会社CM 唐澤剣也選手

強化指定選手の唐澤 剣也 カラサワ ケンヤ選手が三菱電機(株)の企業CMに出演しています。

「Going Up 夢の舞台」編
メインは車いすバスケットボールに挑戦する俳優の鈴木亮平さんです。
伴走者の星野和昭さんと共にワンカットですが、走りを披露しています。
唐澤選手も夢の舞台を目指してがんばっています!
 
CMはこちらからご覧いただけます。

2017ジャパンパラ陸上競技大会 案内

日時:2017年9月23日(土曜)~24日(日曜)
場所:とうほうみんなのスタジアム(福島県営あづま陸上競技場)

ロンドン世界選手権で活躍したメダリスト、海外のトップ選手も参戦します。
多くの盲人マラソン協会、強化指定選手も参加します。
観戦可能な方はぜひ、会場に足をお運びください。
大会エントリー情報は近日中にお知らせいたします。

第20回ラン フォー ビジョン エントリーについて

第20回ラン フォー ビジョン 大会概要

日時:平成29年10月22日(日曜)14:30スタート  受付 12:30から

コース:皇居周回コース 日比谷公園内健康広場 集合

参加費:2000円

種目:視覚障がい者の部5k、10k

申込期間:8月19日(土曜)まで

申込:RUNNETより。こちら

問合せ:TEL:047-324-5800