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OSAKA EKIDEN in 長居 兼 第20回視覚障がい者駅伝大会:歴代区間記録 一般&混成【再掲載】

過去91チームに参加いただいた、一般&混成の部に参加の健常者の各区間上位10傑です。

2013年、2014年は1区が6.4キロ、4区が6.8キロと現在と反対の距離設定だったため、2年間の記録は参考記録とし、2015年、2016年の記録で10傑を再掲載いたします。2区、3区に変更はありません。

1区 6.8キロ 44名の平均均記録32:14

歴代 年度 部門名 チーム名 区間順位 区間記録 氏名
1 2015 一般の部 利和ゼミ 1 21:22 下藤 真也
2 2016 一般の部 チーム利和 1 21:27 下藤 真也
3 2015 混成の部 わーわーずワクワク 1 23:31 河野 真志
4 2015 一般の部 小島プレス陸上部 2 23:41 竹下 航生
5 2016 一般の部 小島プレス 2 24:25 竹下 航世
6 2015 混成の部 WindRun春日 2 25:13 古江 隆政
7 2016 一般の部 フラワーズ 3 26:13 武村 祥太朗
8 2016 一般の部 RUNラン卵 B 4 27:26 秋吉 宏典
9 2015 混成の部 ランニャンラン 3 27:30 上野 真一郎
10 2015 一般の部 公社ランナーズ 3 27:39 山形 裕彦

2区3.4キロ 91名の平均均記録16:57

歴代 年度 部門名 チーム名 区間順位 区間記録 氏名
1 2014 一般の部 PUMA RC A  1 11:10 米村 昌晋
2 2013 一般の部 OGAC 1 12:02 野澤 亮一
3 2016 一般の部 フラワーズ 1 12:04 山田 雄大
4 2014 一般の部 PUMARC神戸A 2 12:13 上野 知宏
5 2014 混成の部 小島プレスB 1 12:16 新井 花奈子
6 2014 混成の部 小島プレスA 2 12:19 芹澤 舞
7 2014 混成の部 走思走愛 3 12:41 伊藤 紋
8 2016 一般の部 RUNラン卵 A 2 12:42 浅井 竜二
9 2015 一般の部 利和ゼミ 1 13:11 藤本 凌平
10 2014 一般の部 kanekaA 3 13:13 西尾 学

33.4キロ 91名の平均均記録16:30

歴代 年度 部門名 チーム名 区間順位 区間記録 氏名
1 2014 一般の部 わーわーず・かがやき 1 10:32 富田 遼太郎
2 2014 混成の部 小島プレスB 1 10:52 髙木 明日加
3 2014 一般の部 PUMARC神戸A 2 10:53 山口 義二
4 2014 混成の部 小島プレスA 2 10:59 加治屋ななこ
5 2014 一般の部 こちら浪速区BMC前 3 11:25 柴田 翔平
6 2016 一般の部 フラワーズ 1 11:51 濱田 皓祐
7 2014 一般の部 PUMA RC A  4 12:09 金子 宣隆
8 2016 一般の部 RUNラン卵 A 2 12:24 藤原 亮太
9 2013 一般の部 OGAC 1 12:32 川島 然太
10 2014 一般の部 公社ランナーズ 5 12:35 谷知 博光

4区6.4キロ 44名の平均均記録30:21

歴代 年度 部門名 チーム名 区間順位 区間記録 氏名
1 2016 混成の部 チーム はまかわ 1 20:12 川村 尚
2 2015 混成の部 WindRun春日 1 20:53 安田 遊
3 2015 一般の部 WindRun妙見 1 21:55 清原 誠
4 2016 一般の部 フラワーズ 1 22:42 川崎 開都
5 2016 一般の部 RUNラン卵 B 2 23:13 長岡 一幸
6 2015 一般の部 スーパーあずさ号 2 23:26 篠原 芳紀
7 2015 一般の部 YSK 3 24:03 小佐見 隆平
8 2015 一般の部 公社ランナーズ 4 24:20 谷知 博光
9 2016 一般の部 RUNラン卵 A 3 24:41 泉並 敦
10 2015 混成の部 わーわーずワクワク 2 24:56 西窪 まさと

 

参考記録 (2013年、2014年)

1区6.4キロ 47名の平均均記録29:44

1 2014 一般の部 こちら浪速区BMC前 1 21:22 中谷 真規
2 2014 混成の部 走思走愛 1 22:03 小路 瑛
3 2013 一般の部 WindRun 1 22:22 中島 一人
4 2013 一般の部 DEEARS 2 22:24 芝田 健二
5 2014 一般の部 PUMA RC A  2 22:32 川原 章義

4区6.8キロ 47名の平均均記録28:42

1 2014 混成の部 走思走愛 1 21:30 巻野 力也
2 2014 一般の部 PUMA RC A  1 21:35 松井 一矢
3 2014 混成の部 小島プレスB 2 22:04 山﨑 祐佳
4 2014 一般の部 わーわーず・かがやき 2 22:21 井樋 拓哉
5 2014 混成の部 WindRun 3 22:27 中島 一人

一覧表のPDFデータはこちら。歴代区間記録 一般&混成【修正】

OSAKA EKIDEN in 長居 兼 第20回視覚障がい者駅伝大会:歴代記録 総合成績

今週末の10月22日(日曜)に行われる駅伝大会ですが、滋賀、神戸、静岡と会場を変更しながら20回目の記念大会を迎え、長居に会場を移して5回目の開催となります。
過去4回の長居会場での大会記録をお知らせしていきます。

まず総合成績となります。
一般の部、混成の部、視覚障がいの部の3部門となります。テキストデータ、PDFデータの2種類となります。

視覚障がいの部 視覚障がいの部_歴代記録 テキスト視覚障がいの部_歴代記録 PDF

一般の部 一般の部_歴代記録 テキスト一般の部_歴代記録 PDF

混成の部 混成の部_歴代記録 テキスト混成の部_歴代記録 PDF

今年はどのような記録が誕生するでしょうか。参加される皆さんの健闘を期待しています。

写真:2016年大会のフィニッシュの様子

メディア出演情報:道下美里 選手:NHK福岡『おはサタ!』

番組概要
NHK総合 福岡放送局:『おはサタ!』
10月14日(土曜)7時30分から8時00分
サタデートークコーナーで放送されます。放送エリアは、九州・沖縄のみとなります。
 
番組内容
リオデジャネイロパラリンピックで銀メダルを獲得した道下美里選手。40歳となった今も、女子マラソンの目に障害があるクラスの第一人者として活躍している。東京パラリンピックまでまもなく1000日。新たな目標への意気込みと、競技の魅力を語っています。
 
詳細は番組HPをご覧ください。こちら

メディア出演情報:和田伸也 選手:BS日テレ「挑戦へのエール」

番組概要
BS日テレ:挑戦へのエール 
10月15日(日曜)17時から17時55分
 
メインの内容は元ラグビー日本代表、大畑大介さんからのエールとなりますが、「Challenge for 2020」というコーナーで、ブラインドマラソンの伴走者の現状が紹介されます。その際、和田伸也選手と大阪の長居公園を中心に活動している長居わーわーずを取り上げていただきます。
番組の公式HPはこちらからご確認ください。

OSAKA EKIDEN in 長居2017 兼 第20回視覚障がい者駅伝大会:参加通知発送

10月22日に開催の視覚障がい者駅伝大会が迫ってきました。エントリーいただいた皆さんは練習に余念がないかと思います。
10月12日、代表者様宛に参加通知書を郵送しました。

参加通知の内容は以下となります。

大会スケジュール
開催日 平成29年10月22日(日)
チーム受付 10時から10時45分
代表者会議 11時
開会式 11時30分
スタート 12時
表彰式・閉会式 14時30分
繰り上げスタート時間 2区12時50分、3区13時15分、4区13時40分

会場・コース
会場 ヤンマースタジアム長居 および 長居公園内周回コース
住所 大阪市東住吉区長居公園1-1

その他
・参加通知ハガキを受付で提出しナンバーカードと引き換えてください。
・案内はチーム代表者の方にお送りしております。チーム代表者の方はチームメンバーに必要事項をお伝えください。
・メンバー変更がある場合は選手受付で変更用紙をもらい、記入の上提出してください。但し一般・混成間のカテゴリー変更を伴うメンバー変更はできません。
・敷島製パン(パスコ)様から参加者に昼食用パン(2個)、ドリンクとしてJR東日本様からミネラルウォーター、わかさ生活様からゼリー飲料「Astoボディリカバリー」を提供いただきます。
・本大会に関してのお問い合わせ先 メール info@jbma.or.jp までお願いします。

画像:長居スタジアム正面エントランス。皆様のお越しをお待ちしています。

メディア出演情報:唐澤剣也 選手:NHK群馬放送

本日、10月10日(火曜)NHK前橋放送局制作によるほっとぐんま640(群馬県域放送)にてT11クラス期待の若手、唐澤剣也(からさわ けんや)選手が紹介されます。

番組概要
日時:10月10日(火曜)18時40分からのほっとぐんま640

番組内容:
3年後の東京パラリンピック出場を目指す全盲のランナーが群馬県にいる。
唐澤剣也さん(23)。東京パラリンピック出場を目指し練習に取り組んでいる。
本格的に練習を始めたのはなんと昨年の9月。もともと走ることが好きで盲学校時代に陸上競技をしていたが、卒業後は競技から離れていた。
しかし、リオパラリンピックを見て一念発起。東京パラリンピック出場を目指すことにした。
現在の目標は次の大会であるジャパンパラ陸上で1秒でも速い記録を残すこと。
パラリンピック出場を目指して練習する姿や大会での様子を伝える。

群馬県内のみの放送となりますが、視聴可能な方はぜひ、ご覧ください。

画像:唐澤剣也選手

強化指定選手の紹介:高井 俊治 選手

強化指定選手の高井 俊治(タカイ トシハル)選手のプロフィールを公開しました。

現在、T13クラスの男子では唯一の強化指定選手となります。

今シーズン、5000mと10000mの自己ベストをマークしており、マラソンでの活躍も期待されます。

プロフィールは こちら を確認ください。

写真は強化合宿での距離走の様子。右から熊谷選手、高井選手、一人あけて堀越選手。

メディア掲載情報:パラサポ ニュース&トピックス

先日行われたジャパンパラ陸上競技大会のレポートがパラサポHPに掲載されました。

地元福島出身の選手も躍動した「2017ジャパンパラ陸上競技大会」イベントとの共催で見えた課題と収穫

協会常務理事の鈴木邦雄さんの写真も掲載されています。
本文はこちらのパラサポHPからご覧ください。

OSAKA EKIDEN in 長居2017 兼 第20回視覚障がい者駅伝大会:エントリー数

10月22日(日曜)に開催されるOSAKA EKIDEN in長居2017 兼 第20回全国視覚障がい者駅伝大会のエントリー数が確定しました。

一般(含む混成) 29チーム
視覚障がい 25チーム
視覚特別支援学校 6チーム
ゲスト・強化 5チーム
合計 65チーム

おかげさまで過去最高の申込数となりました。お申込みいただきありがとうございました。

10月11日頃に代表者の方へ参加通知をお送りいたします。今しばらくお待ちください。
皆さんをお迎えできることを楽しみにしています。
今後も大会に関する情報をお届けしていきます。

10月代々木練習会 報告

絶好の秋晴れの下、10月1日(日曜)に定例代々木練習会が行われました。

本格的なマラソンシーズンに向けて、有志による3時間走が行われ、見事に完走しました。
爽やかな秋風の中、大会に向けたトレーニングを順調に行うことができました。
 
今回も約130名と多くの方に参加いただき、無事に終了いたしました。
次回は11月5日に開催いたします。多くの方のご参加をお待ちしています。
 
写真:練習会の集合時の様子(写真だけでも60名くらいいます)

RKBラジオまつり「道下美里物語」:観覧者募集

RKB毎日放送(本社:福岡県福岡市)主催で、10月21日(土曜)22日(日曜)の2日間に渡り「ラジオまつり」が開催されます。
今年は人気企画の1つ「山田雅人のかたりの世界」で道下美里選手について語っていただくことになりました。

日時:10月22日(日曜)13時から14時
場所:福岡タワー2Fホール
演目:『リオデジャネイロパラリンピック銀メダリスト 道下美里物語』
出演:山田雅人 ※道下選手の出演はありません。

現在、観覧者を募集しています。入場無料・事前申し込み制となります。
申込方法
1、電話092-852-6666(平日10時~17時)
2、ハガキ(裏面に住所・氏名・年齢・電話番号・4名までの参加希望人数をご記入ください)
住所 〒814-8585 RKBラジオ まで郵送
3、HPから応募フォームに従って

RKBラジオのHPに詳細の案内と応募フォームがありますので、こちらをご確認ください。
申込み締め切りは10月11日(水曜)必着。定員120名となりますので、興味のある方はお早めに申込みください。

『風が吹いたり、花が散ったり』(講談社)著者:朝倉宏景さん インタビュー(広報インターン記事)

自分の知らない世界、かかわりのない人、面倒に思えること。そういうものには目を向けずに、「私」の世界からシャットアウトする。そうやって自分を守り、自分の居心地の良い範囲だけで生きていく。そうすることができたなら、どんなに楽だろう。でも――。どんなにむなしいだろう。

 

そんな狭い世界も、凝り固まった価値観も、たった一つの出会いから変わり始めることがある。

 

『風が吹いたり、花が散ったり』はまさにそう感じさせてくれる作品だ。ある過去を背負い人生に悩むフリーターの亮磨が、視覚障がい者のさち、そしてブラインドマラソンと出会い、悩みながらも一歩ずつ前に進んでいく姿を描いた本作。執筆にあたって、ブラインドマラソンをテーマに設定した経緯やそこに込められた思いとは。著者である朝倉宏景さんご本人にお話を伺った。

 

――作家になられたきっかけは何でしょうか

講談社の新人賞を受賞したのがきっかけなのですが、もともと大学生くらいのときから投稿を続けていて。受賞まで7年くらいかかったのですが、途中就職をしたりもしながら27歳でデビューしました。

 

――今作『風が吹いたり、花が散ったり』でブラインドマラソンを題材に選ばれた理由を教えてください

趣味がジョギングで結構走っているのですが、光が丘公園を走っていたときに初めて視覚障がいの方と伴走者の方がペアで走っているのを見たんですね。しかもすごく速くて、追いつけないレベルで走ってらっしゃって。それを見て、どんな競技なんだろうと興味を持ったのがきっかけですね。それで色々調べ始めました。

 

――それ以前にブラインドマラソンのことはご存知でしたか

存在自体は知っていたのですが、深く調べようとまでは思っていなかったです。ただ実際に走っているところを見て、すごい競技だなと思って。

 

――ほかにもたくさん障がい者スポーツ競技はありますが、ブラインドマラソンだった理由は他にありますか

調べていて、信頼関係というのがすごく大事な競技だなと思いました。もし仮に視覚障がいの方が全盲だったりすると、完全に見えないわけですから全幅の信頼をガイドの人にゆだねないといけない、またガイドの人もメインは競技者なので途中で止まることは許されないし。そういうお互いの信頼関係を描ければ、小説としてすごく深みが出るな、そこを掘り下げていけば良いテーマになるなと思ったのが理由ですかね。

 

――トラック競技ではなく、マラソンに焦点を当てたのもそういった理由からでしょうか

そうですね、少しここは小説的な話になってしまうのですがトラック競技だとやっぱり少し短いですよね。それだと心理的な駆け引きとかやり取りというのが伝わりにくいと思いました。しかも伴走者は途中で交代することができるので、この3人の間にきっとドラマが生まれるんじゃないかなと思ってマラソンの方を選びました。

 

――競技について調べていく中で特に印象的だったことは何でしょうか

調べ始めて最初にチェックしたのが、道下美里選手(三井住友海上)というリオで銀メダルと獲られた方なのですが、まず一番にめちゃくちゃ速いということに驚きました。ベストだとフルマラソンで3時間切るタイムを持っていて、それに加えてご本人がすごく明るいというのが印象的で。病気で視覚障がいになられたわけなので、当然葛藤もあるだろうし辛いこともあるんだろうし。でもその人柄に惹かれたというか、主人公と一緒に走るさちというキャラクターにイメージが重なる部分がありました。テレビのドキュメンタリー番組で、初めて道下選手の伴走をやった方がご本人はすごく走力もある方なのに途中で脱水状態になってリタイアしてしまったという場面を見たんです。それを見てすごく責任があるし、相手のことばっかり考えて自分のことをおろそかにしてもダメだと思って。しかも伴走が2人いて3人でチームとなると、責任が分散するわけじゃなくて人が関われば関わるほど、どんどん責任が重くなっていくということがわかりました。そういう部分が奥が深いなと思いました。

 

――本を読ませていただいてさちのキャラクターが道下選手に重なるように感じたのですが、モデルにされた部分もありますか

そうですね、若干そういう部分はあると思います。明るい点というか、何事にも負けない精神力は参考になりました。

 

――実際に伴走やアイマスク体験もされたということですが、いかがでしたか

まずアイマスク体験は、予想はしていたのですがそれよりもはるかに怖くて。歩くこともままならないのに、ましてやこれで全力で走るとなると本当に隣の人を信頼しきらないとできないんだなと思いました。あとは、ガイドは口の反射神経が求められるというか。「そこ水たまりあるから1メートル左」とか「90度右に曲がる」とか具体的な指示を出さないと、「そっち行きます」とかじゃ全然通じない訳で。その反射神経はすごいなと思いましたね。

 

――さちのキャラクターを設定する際に、障がいを後天的なものにした理由は何かありますか

うーん、そうですね。先天的に見えないことと、後天的に見えなくなることって格段に差があると思うんですね。小説的なことで言うと、すごく安易な言葉ですが見えていたものが見えなくなるところに苦悩とか葛藤がより生まれてくると思ったので後天的なものにしました。

 

――クライマックスで描かれるかすみがうらマラソンは実在する大会ですが、その取材もされたのでしょうか

大会当日には行ったことはないのですが、何でもない日に車でコースを回って実際にどういうものがあるのか、視覚的に何が見えるのかをチェックしました。例えば蓮の畑が広がっているなとか、霞ヶ浦が遠くに見えるなとか。そういうことが知れたのは大きかったと思います。

 

――作品の中には社会的に生きにくさを感じるキャラクターが多く登場しました。この作品の中で一番伝えたかったことは何でしょうか

我々が社会で生きていれば、当然障がいがある方もいたり健常者がいたり、性格的にいろいろな欠点があったり、長所があったりします。そういう色々な価値観がある中で社会を構成していく中で、色々な人が補い合っていける社会、そういった社会に少しでもなればなという理想は持っています。でも実際この社会を見ているとなかなか上手くはいかないなというのは感じますよね。例えばアメリカとかを見てみても人種差別の問題などは近年話題になっていますし、日本でもなかなか見えにくいけど表面の裏にはそういう面が多々あるなとは感じているので。理想ですが、そういった社会が変わっていけばいいなという思いはあります。

 

――主人公を含め、私たち大学生と同じ19~22歳くらいのキャラクターが物語の核となっていますが、年齢設定について何かこだわりはありましたか

今までも高校生くらいから20代前半までの登場人物を描くことが多くて。なぜかというとやっぱり一番揺れる時期、成長する時期でもありますし、その成長の裏には絶対不安だったり悩みだったりというのが必ずある世代だろうなと思うからですかね。

 

――今作を読んだ若い世代の方々にはどういうことを感じ、どういったことを考えていってほしいですか

自分の若いころを振り返ってみると、自分の価値観ばっかりになる世代かなと思うんです。ただ少し立ち止まって周りを見てほしいなと。例えば会社に入ったら色々な価値観を持った人とチームを組んで仕事をやらないといけない場面もあると思うので。色々な考え方をもっている人がいるということに気づいてほしいなと思います。

 

――今作を書いて、ご自身の中で何か変わったことはありますか

街で視覚障がいの方を見かけても、前は声をかけるべきかどうか迷って結局かけない、ということもあったのですが、困ってそうだったら声をかけるようにしたいと思うようになりましたね。

 

――視覚障がいがある方には、今作をどのように読んでほしいと考えていますか

それがちょっと不安なところがあって。自分は当事者ではないので窮極を言うとやっぱりわからないんですよ、当事者の方がどう感じるかというのは。なのですごく怖いなという点はありますね。少しでも前向きな気持ちになってもらえれば、というのも傲慢なので…ちょっと何とも言えないですね、難しいです。

 

――自分とは異なるキャラクターを描いていく中で、何に一番気づかいをされますか

その人には完全にはなりきれない訳なのですが、完全には理解しきれないまでも最大限理解しようという点で資料を読んだり、取材に行ったり、話を聞いたりということは考えていますね。

 

――物語の中でご自身の一番近いキャラクターは誰でしょうか

近いのはやっぱり亮磨ですかね。人とコミュニケーションを取るのが苦手だったり、色々なことに二の足を踏んでしまったりとかそういう部分が似てるかなと思います。

 

――今作には恋愛要素も含まれていますが、当初から決めていたのでしょうか

そうですね。伴走が2人までつけられる、男女でも良いということだったのでこれは恋愛しかないでしょう、と(笑)。やっぱり一番は楽しめるエンタメ小説なので何か盛り上がるところが欲しいなと思いました。

 

――読者のレビューの中にもメッセージ性に関するものと同じくらい、読みやすさという点も多く挙げられていました

やっぱりリーダビリティ、読みやすさというのは一番に考えています。それプラス何かお土産というか、感じ取ってもらえるものがあれば良いかなと思って書いています。

 

――次回作の構想はもう出来上がっていますか

短編なのですが、ラップのフリースタイルバトルをテーマに書こうと思っています。テレビで見たのですが、お互いにここだけは譲れないという部分がある熱い世界なんです。即興で相手が言ったことに返しつつ、韻も踏むのでそれも口の反射神経かなと思います。

 

――では最後に読者の方にメッセージをお願いします

何というか、自分でまずシャッターを下ろさないようにしてほしいなと思います。それはすごくもったいないことだと思うし、自分とあの人は違うんだとなってしまった時点でその後の発展がないというか試合終了になってしまうと思うので。嫌いだったり、苦手だったりしてもノックくらいはしても良いんじゃないかなということが伝わればいいなと思います。

 

取材・編集 早稲田スポーツ新聞会 太田萌枝 平野紘揮

 

著者プロフィール(本著より抜粋)

朝倉宏景(あさくら・ひろかげ)

1984年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。会社員となるがその後退職し、現在はアルバイトをしながら執筆活動を続けている。2012年『白球アフロ』(講談社文庫)で第7回小説現代長編新人奨励賞を受賞。選考委員の伊集院静氏。角田光代氏から激賞された同作は、2013年に刊行され話題を呼んだ。他の著書に『野球部ひとり』(講談社文庫)、『つよく結べ、ポニーテール』(講談社)がある。

2017ジャパンパラ:国際クラス分け:終了

ジャパンパラに先立ち、視覚障がいの国際クラス分けが9月21日(木曜)、22日(金曜)の2日間に渡り、
福島県立医科大学付属病院を会場として行われました。

「クラス分け」とは選手個々によって異なる障がいの程度を、同程度のクラス(カテゴリー)に分類し、より平等・公平を期すために実施され、クラス別に競技を行うパラスポーツの根幹を成す部分です。

視覚障がいのクラスはT11からT13の3クラスとなります。
国際クラス分けでは、「クラシファイヤー」と言ってIPCの資格を取得したIPC公認の「国際クラシファイヤー」が選手の視力や視野など目の状況を検査してクラスを判定します。

国際大会の参加を目指して競技を行うためには、国際クラス分けの診断を受ける必要があり、陸上競技としては2013年のジャパンパラ山口大会以来の国内での実施となりました。

写真:国際クラス分けスタッフ集合 前列:国際クラシファイアーの皆さん、後列:協力いただいたドクター、ORTの皆さんなど

2日間に渡って行われた国際クラス分けでは、26名が診断を受け、クラスステイタスをもらいました。
クラスステイタスはN=NEW、R=REVIEW、C=Confirmedがあります。

IPCへ登録してまだ1回も国際クラス分けを受けたことがない選手はN。

国際クラス分けの判定でRかCをもらうことになります。

Rは選手の視覚(視力・視野)が今後、変動する可能性がある選手となり、次回の国際クラス分けまでの猶予期間として2年か4年をもらうことになりますが、猶予期間がつかないただのRもあります。
その場合、次回参加する国際大会でクラス分けを受ける必要があります。

Cは選手の視覚(視力・視野)が今後、変わらないことを意味し、クラス確定となります。
パラリンピックの参加資格はCかRでも猶予期間が付く選手となります。

今回の国際クラス分けでは、Cが6名、R2019が5名、R2021が15名という結果となりました。

クラスステイタスのRかCの選手のみが国際ランキングに掲載される対象選手となり、ジャパンパラの結果から国際ランキングに自分の名前が掲載されることになります。これからは、一つでもランキングを上げるために、更に競技力の向上に励むことになるでしょう。

多くの方々の協力のお陰で、無事に国際クラス分けを終了することができました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
更なる選手の活躍をご期待ください。

この事業は日本財団パラリンピックサポートセンター助成事業として実施いたしました。